赴任時の子供の教育
海外現地校に上手に適応するコツを学ぼう!
この記事で書かれていること
特に最初の1年は、言語と学習でかなり苦労をする可能性があるので、親も一緒になって英語習得する姿勢を持ちましょう。できれば学校のボランティア活動に積極的に参加して先生に顔を覚えてもらい、すぐ先生や校長と話ができる環境を作っておくと理想的です。
現地校は、そういった意味で非常に開かれていますので、それをうまく利用することをお勧めします。さて、家庭での心構えとしては、次のことが挙げられます。
高橋 純子(たかはし じゅんこ)
NY在住。KOMET現地教育コンサルティング代表
著書に「アメリカ駐在これで安心子どもの教育ナビ」(時事通信社、2008)など。
他の子と比べない
英語習得の速さや成績などは、子どもの能力や性格の違い、現地文化への向き・不向きにもよります。「あの子は2年以内にESLを抜けたのにうちの子はなぜ?」などと比較するべきではありません。
宿題より、学習理解に重点を置く
日本人家庭は実際に本人が学ぶことより、宿題をこなすことや成績ばかり重視する傾向にあります。親が宿題を手伝ったりせず、担任、ESLの先生、家庭の3者で話し合い、本人のレベルにあったものを工夫して出してもらえると良いでしょう。