海外赴任の準備
アレレ!?海外体験談
この記事で書かれていること
花粉症の薬が、あらぬ疑いをよんで…
私は花粉症なので、日本でお医者さんに薬(白い粉薬)の処方をしてもらい、アメリカ留学中にもその薬をときどき飲んでいました。
何気なく机の上に薬を置いて出かけていたのですが、ある日ホストファミリーの家に戻ると、ホストママがその薬を前にして真剣な顔をしていました。そして私に「これは何?」とこわばった顔で問いただしてきました。
なんと!!ホストママはその白い粉薬を見て、ドラッグではないかと疑って悩んでいたのだそうです。
薬を持っていくなら、最初にホストファミリーや周りの人にきちんと何の薬かを説明すると同時に、医者からの処方であれば、英語で書いてもらう必要があるということを知りました。私の説明不足からとんだ誤解をまねき、ホストファミリーに心配をかけてしまいました…。反省。
美容院に行ったらすごい髪型にされて…
初めて美容院に行ったとき、英語でうまく髪型の説明などもできないので、ホストファミリーに聞いて、「同じ髪型でちょっとだけ短く整えて下さい」という英語だけ覚えていきました。
そしたら本当に1mmくらいしか切ってくれず1分ほどで終わってしまったので、もう少し切って、と頼みました。すると美容師がイライラしはじめて、「どれくらいにすればいいんだ!?」って言われたのでとりあえず、指でこれくらいの長さと示したら、髪の毛をつかまれてバサバサ切られて、変なおかっぱにされちゃいました。
しょうがないから違う美容院で短い髪にしてもらうことに……。日本と違って雑だということは聞いていたけど、1~2分で髪を切り終わるなんて!
スーパーのレジで??言われていることが分からない!
初めて行ったスーパー。「あれ?なんでこのレジは空いてるんだろう」って不思議に思いながら、そこで会計しようとしたら店員が何か言ってるんです。どうやらあっちのレジに並べって言ってるみたいなんですが、さっぱり分からない。
オロオロしてたら後ろの人が上のボードを指さして「ここはエクスプレスレーン。8品以上買う人は向こうのレジだよ」って教えてくれました。それにしても店員の英語は早口で恐かった〜!
運転免許実技試験で一方通行を逆走!教官の英語がわからず爆走
アメリカは日本のように自動車教習所にあまり通う習慣はなく、ペーパーテストを通過すれば次はいきなり実技試験なんです。だから、実技試験で初めて公道に出て、しばらく走っていると教官が何か必死に叫んでいて……。
結局英語がわからないのでそのまま走り続けたら、一方通行の道を逆走しているとわかり、ひやり!危なく対向車と正面衝突するところでした。
酔っ払いやホームレスで溢れる深夜のスラム街でひとりぼっち
初めてアメリカに行ったとき、予定よりちょっと早めに日本を出て、数日旅行をしてから自分の大学がある街まで行く予定で、まずはLAへ向かいました。お金がなかったのでとにかく格安旅行にしようと、長距離バスの手配をして旅行をすることに。
何も知らずに現地で安いバスの旅を選んで、言われたとおりの時間に指定の場所に行ったら、なんと深夜のスラム街のど真ん中に!酔っ払いやホームレスで溢れていて、いろんな人が話しかけてくるし、英語もわからないし、もうパニック状態!
急いでバスに逃げ込みました。バスでは優しそうな人の隣で何とか無事に目的地に着くことができました。
アパートで喧嘩騒ぎ プールサイドに血が…
ある日アパートの外で、なにやら騒ぐ声が……。様子をうかがっていると、管理人が棍棒とピストルを持って部屋に入ってきて、「警察を呼んでくれ!」って言うんで青くなりました。仲裁に入ったけど、相手がピストルを持っていたから、一番近い私の部屋に逃げてきたようです。
大事にはならなかったけど、スリルありすぎです。後で見たら、いろんな所に血痕が残っていました。もっとセキュリティのしっかりした所に移らないと、と真剣に考えた出来事です。
日本ってどこ?
クラスメートとしゃべっていて「どこから来たの?」と聞かれて「日本」って答えたら「それどこ?中国?」だって。アジアの中でも日本は有名だと思っていたのに、アジアに興味のない人達は日本なんて知らないらしい?!
たとえ日本を知っていたとしても、侍とか忍者のイメージが強いらしく、日本の警察は刀を持って歩いていると思っている人や、日本には忍者を育てる忍者学校があると思っている人達が多くてちょっとショック。
パトカーが足りないから警察が来られない!?泥棒に入られたままの状態で3日間も放置
ホームステイ先が泥棒に入られ、帰ったらいろんなものがなくなっていました。幸いパスポートなどは大丈夫だったけど、家具とか金目のものは大分取られてしまいました。
証拠を残す為、荒らされたままの状態にして片付けずに警察へ連絡したら、パトカーが足りないから行けないって断られた?!結局3日後に来てくれたけど、事情聴取みたいなものを5分くらいやって、後は保険屋と話してと言って去っていった。
こんなことは海外では当たり前のことらしく、1週間くらい警察が来ないなんて日常茶飯事だとか。警察が来てくれただけでも良かったねって友達に言われました。
自転車でも車と同じ刑罰?!
アメリカは自転車も車と同じ道路交通法で取り締まられるんです。その為、一方通行の道を自転車で逆走してしまったときに違反チケットを切られちゃいました!
ほかにも、一時停止サインのところでちゃんと止まっていないなど、細かい理由で何度もチケットを切られ、最終的には交通安全の講習まで受けるはめに…。
え?こんなに買ってないよ〜!請求が2倍の額になっていた
ネットで検索していたら、激安航空券があったので、ラッキー!と思ってさっそく購入。クレジット決済だから手続きも簡単、あっという間に申し込み完了。
しかし、後で届いた請求書を見てビックリ!なんと同じ航空券を2回買っていることになっているではありませんか。あわてて手続きした会社に電話したけど、自分の英語が通じたのかどうかは不明。
やっぱり買い物は直接窓口でするのが確実です。いい勉強になりました。
ドアが勝手に……オートロックだった!
うっかりアパートのドアをオートロックにしたまま外に出たら、バタン!と閉まってしまいました。ロックスミス(24時間いつでもOKのカギ屋)に電話しようにも、お金がない!しかも夜遅くで部屋の外は寒い!とりあえず隣近所のドアをノックして回って、電話を貸してもらいました。
それにしても待ってる時間の長いこと…。でも、ロックスミスが到着したら、1分もかからないですぐにカギは開きました。何とかなってよかったけれど、とんだ出費でした。
買いたいものが買えない!店員の親切だったのに…。
お店で気に入ったマニュキアがあったから、普通にレジに持っていったら、店員が何か言ってなかなか会計してくれないんです。何で買えないのかさっぱり分からなくて、結局「いいです」って出てきてしまいました。
後で友達に聞いたら、「2つでいくら」っていうサービス品だったみたいで…。きっと親切に「もう1本選んできなさい」って言ってくれていたんですよね。てっきり「これはあなたには買えない」って怒られているのかと思ってしまいました。