海外赴任の準備
海外赴任前の心得
この記事で書かれていること
海外赴任をどう捉えるか。嬉しいと思うか、不安と感じるか、社命なので仕方ないと思うか。感じ方、考え方は人それぞれですが、赴任することが決まったのであれば、もうジタバタしても仕方がない!その事実をできるだけ前向きに捉えて準備に取り掛かることをお勧めします。
その方が同じ海外生活でも、全く違ったものになると感じたからです。私の海外での生活経験から、赴任前の皆様にいくつかアドバイスさせて頂きます。
海外赴任歴3年 松本あずさ
日本じゃない!
当たり前のことですが、別の国に住むので、文化や習慣は全く違ってきます。日本では当たり前のことも、現地では当たり前でないことが多いです。
例えば外国では約束の時間を守らない人も結構います(電車やバスも、日本のように時間通りにくることはあまりないような…)。ただ、別に悪気があってやっているのではなく、そういう習慣や国民性なだけなのです。
赴任国にもよりますが、そういったことをしっかりと理解しておくこと、そしてそれらを受け入れる心というか、余裕を持つようにしましょう。
赴任先の事情を理解する
とにかく日本とは異なる国なので、多くのことが違ってきます。
宗教や国民性、簡単な歴史など、どんなに些細なことでもいいので、事前に集められる情報は集めておきましょう。
危険が予測される地域や建物(大使館などがテロに狙われるケースもあるので)も、把握しておいて損はないと思います。
日本について知っておく
予想していた以上に、日本のことを質問されました(質問された時、私は、自分があまりに日本の事を知らなかったことを痛感しました)。
食べ物や習慣、歴史や文化など、出国前に改めて日本について知っておくといいと思います。
自分や自分の家族のこともしっかりと伝えられるといいですね。
現地の方とのコミュニケーション
現地語をマスターできればベストですが、挨拶程度でも覚えておけば、現地の方からすごく喜ばれるはずです。
それだけでコミュニケーションのきかっけは作れます。
曖昧な返事や態度や絶対にNG です。思わぬ勘違いをされて、後々大きな問題になることも。わからないことがあればその都度しっかり質問し、嫌な時ははっきり「No」と言うようにしてください。
とにかく前向きにチャレンジを
病は気から、というわけではないですが、後ろ向きな感情を持ってしまうと、海外生活の全てが嫌になってしまいます。
文化も習慣も言語も食べ物も、何もかもがこれまでと違う毎日は、確かに嫌になることも多いです。
でもそんな時は、「日本では絶対にできない体験ができる、貴重な毎日だ」と、ポジティブな気持ちで生活しましょう。
何でも食べてみて、なんでもトライしてみて、どんどん話をしてください。何事にも前向きにチャレンジすることで、皆さんの人生観や世界観は、間違いなく広がるはずです。
そして帰国するその時に、「もっとこの国にいたかった」そう思うことができたなら、それはきっと海外生活を楽しむことができた何よりの証拠になるはずです。