海外赴任の準備
海外赴任や海外旅行には市販薬を持参しよう!あると便利な市販薬のリストをチェック
海外赴任や海外旅行で、急な体調不良が起きたときに市販薬や処方された持病薬、衛生用品を持参しておくと何かと重宝するのでおすすめです。「飛行機に乗るとき、薬は預け荷物に入れておいても大丈夫?」「海外留学に薬を1年分持っていける?」など、市販薬の扱いや持って行き方が気になる人もいるかもしれません。今回は、海外に持参すると便利な市販薬や医療品をリストにまとめました。海外へ出発する前にしっかり準備しておきましょう。
この記事で書かれていること
海外赴任や海外旅行に便利な市販薬 と医療品リスト
海外で販売されている市販薬は、その効果が強すぎて日本人には向かない場合も多いです。急な腹痛や頭痛などに備え、普段服用している市販薬があれば日本から持参するようにした方が無難です。
<海外に持っていくと便利な市販薬>
No | 薬の種類 |
症状 |
1 |
総合感冒薬 |
かぜ全般 |
2 | 鎮痛剤 |
頭痛などの痛み止め |
3 |
胃腸薬 |
頭痛などの痛み止め |
4 |
整腸薬 |
消化不良、便秘や軟便 |
5 |
下痢止め |
下痢 |
6 |
酔い止め |
乗り物酔い |
7 |
ビタミン剤 |
疲労回復 |
8 |
目薬 |
目の乾き、洗浄 |
9 |
うがい薬 |
のどの炎症 |
10 |
外傷薬 |
切り傷や軽いやけど |
11 |
虫さされ |
かゆみ止め |
12 |
湿布 |
筋肉痛、筋肉疲労など |
<海外に持っていくと便利な医療品・器具>
No | アイテム名 | No | アイテム名 |
1 |
リップクリーム |
11 |
日焼け止め |
2 |
除菌用のエタノール入りのウェットティッシュ |
12 |
冷却ジェルシート |
3 |
滅菌ガーゼ |
13 |
くっつく包帯 |
4 |
サージカルテープ |
14 |
電子体温計 |
5 |
使い捨てカイロ |
15 |
使い捨てコンタクトレンズ |
6 | バンドエイド | 16 |
血圧計 |
7 | 綿棒 | 17 |
傷処置用ハサミ、毛抜き |
8 |
マスク |
18 |
生理用品 |
9 |
プラスチック手袋 |
19 |
ピンセット、爪切り |
10 |
電解質と糖質の配合された経口補水液(下痢による脱水症状時のために) |
監修:医療法人社団佳有会 品川イーストクリニック
- 薬の持参、服用については医師・薬剤師とご相談ください。また特定の疾病で定期的な処方を受けている方は、渡航前に英文の診断書を入手しておくのも良いでしょう。
- 市販のかぜ薬は解熱剤や咳止めを含んでおり、他の薬と併用できない場合があります。
- 一般市販薬の有効期限はほとんどが3年間なのでかぜ薬などは多めに持参しても大丈夫です。
- 下痢止めは感染性腸炎の病原体や毒素を体内に停滞させてしまいますが、非常時の単回使用は可です。尚、下痢に対する抗生物質の使用については、かかりつけ医やトラベルクリニックにご相談ください。
- 海外から帰国後の体調不良には思わぬ感染症が潜んでいる可能性があります。早めに医療機関を受診しましょう。受診の際は、旅行日程(渡航先、滞在日数、滞在目的、滞在場所、そこで何をしたかなど)をできるだけ詳しく医師へ伝えましょう。
- 海外赴任者の性交渉による感染は増加しており、緊急避妊薬(アフターピル)やコンドームを持参するのも良いでしょう。
※こちらは、2023年12月1日発行の「海外赴任ガイド2024年版」を元に作成しています。紹介内容が原文と異なる場合もあります。