赴任時の子供の教育
海外での子どもの教育で重要なポイント
海外赴任中の子どもの教育は重要な課題の1つです。出発前には、何を調べ、何を準備すればよいのでしょうか。まずは、出発前にしておくべきことについて把握しておきましょう。
この記事で書かれていること
赴任先の情報収集と教育方針の決定
まずは、海外子女の教育に関する情報を集め、家庭での教育方針を決めましょう。出発前にしっかり考え、夫婦で相談しておくことは、子どもが成長し、また新しい選択が必要な時にも役立ちます。ぜひ、貪欲に情報を集めて、話し合いましょう。
情報を集めるには、海外子女教育の専門機関やボランティア団体などに問い合わせましょう。赴任地の学校の紹介や入学手続きのアドバイス、親子外国語セミナー、教育全般に関する個別相談なども行っています。
海外教育に詳しい教育相談機関
mint(ミント)
海外で教育に携わった海外補習校元校長、元教員、日本人学校元教員ほか、海外生活の経験豊富な女性たちによる生活・教育相談会です。
各アドバイザーによる現地の生活情報は、引越し準備や持参して便利な物など具体的で、赴任前と赴任中の不安やストレスを軽減してくれます。また、「海外での家庭教育」「親の心構え」「赴任先の教育事情と学校選択」「帰国受験」など、専門家からの適切なアドバイスは、お子様はもちろんご家族の新生活スタートに役立つだけでなく、帰国後の進学までも視野に入れ、より充実した海外生活を送っていただけるよう配慮しております。
海外教育の専門家と経験豊かなアドバイザー達は、皆様の希望ある海外生活のトータルサポーターとして親身になってご相談にお答えしております。
皆様の実りある海外生活のために、ぜひ一度おたずねください。
フレンズ 帰国生 母の会
海外赴任のアドバイス、帰国生入試・編入など、海外生活教育相談を中心に活動しています。
母親が歩いて見た「帰国生のための学校案内」首都圏版を制作・発行しています。
●掲載校
小学校、中学校、中等教育学校、高等学校、高等専門学校:約320校(国立/公立/私立)
●入試情報
・帰国入試要項:出願資格、提出書類
・帰国入試結果:合格者数、入学者数
・編入学情報:実施時期、試験科目、最終入学、昨年度編入帰国生数
・そのほか:一般生入試要項、入試結果、説明会日程、大学合格状況など
●訪問記
・帰国生の受け入れ:入試、編入、復学、入学後の対応
・学校生活全般:学習、生活指導、学校行事、課外活動
・ひとこと:学校、帰国生、フレンズ担当者から
●説明会/訪問レポート
・入試時、入学後の考慮点など
【参考資料】
・中学/高校受験体験記
・寮のある中学校高等学校一覧
・外国にある日本の私立校一覧
・首都圏の主なインターナショナルスクール一覧
お申込みは、
国内:Amazon または、フレンズHP申込フォームより
海外:フレンズHP申込フォームより(インターネットバンキング円建てで入金可能な方)
■書籍のほか、PDF版もあります
提供サービス | ■『母親が歩いて見た帰国生のための学校案内』制作、発行毎年9月 ■赴任前セミナー■相談受付 ■機関誌『フレンズだより』発行(6月、12月 ) ■シンポジウム、講演会開催 他 |
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所在地 | 〒104-0061 東京都中央区銀座5-3-16日動火災・熊本県共同ビル8F |
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企業・団体名 | フレンズ 帰国生 母の会 |
ALOE
ALOE(アロエ)は、海外で生活をしたことのある女性の集まりで、名古屋を中心に東海地方で活動しています。 現地で実際に見聞きした人々の生活や、彼等との交流から学んだボランティア精神を日本の社会でも活かせたらという思いで、1985年春に誕生しました。現在、会員数は50名余りで、会員の滞在した国はおよそ15ヶ国に及び、滞在年は1年弱から10年以上と様々です
関西帰国生親の会かけはし
渡航前から帰国後までお子さまの教育についての情報を提供いたします。
毎年秋に学校情報誌『帰国生への学校案内≪関西≫』を発刊しています。関西圏にある帰国生の多い学校を実際に訪問して母親の目で取材・編集した、一般の受験情報誌とはひと味違った学校案内です。先生方のお話、在校帰国生や保護者の声もご紹介して、お子さまの学校選択のお役に立てるよう努めております。
また、日本の小学校から大学まで、入学・編入についての基礎知識をまとめ、英語保持教室情報、会員が経験談を語るリポートやコラムなど、読み応えのある一冊です。
お子さまの教育等についてメールでのお悩み相談もお受けしております。詳しくはHP をご覧ください。
1984 年結成の、海外生活経験者によるボランティア団体。主に大阪梅田で活動しています。
関西の教育事情や海外生活についての情報提供を通じて、渡航前・滞在中・帰国後の方々をサポートいたします。
提供サービス | ■学校情報誌『帰国生への学校案内《関西》』の発刊(毎年秋) ■定例会(毎月)、おしゃべり会などの開催、会報の発行(年2 回) ■メールによる無料教育相談 |
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お問い合わせ先 | かけはし事務局 | |
企業・団体名 | 関西帰国生親の会かけはし |
ユーザーの声
- 高1の途中で帰国、編入試験を受験した娘のために学校案内を購入しました。たくさんの学校の基本情報はもちろん、各校のHPではわからない帰国生や保護者の生の声、受験に向けての準備などの情報は、帰国前に受験校を決めなければならなかった我が家にとってとても貴重なものでした。
- 在外中は在籍している学校からも必要な受験情報が得られず、気持ちが焦るばかりでしたが、この本は帰国生の視点で書かれていて、他では得られない情報が沢山詰まっており、大変参考になりました。赴任前から帰国時まで、必要な時にその部分を読むことで、考え方・必要事項・留意点が的確に分かる一冊だと思います。
学校選びから転校手続き
赴任先の学校を選ぶときは、海外子女の教育専門機関に相談し、赴任先の学校を紹介してもらいましょう。日本人学校、在外教育施設、現地校、国際校(インターナショナルスクール)などから選びます。また、日本語補習授業校(週末や放課後に限定して日本の教育要綱に沿った補習を行う施設)もあります。まずは、現地にどのような学校があるかを確認しましょう。
できれば学校は出発前に決定しましょう。転校手続きには、数種類の書類が必要です。また、日本人学校の場合、教科書や学用品を出発前に用意します。こちらも帰国子女教育の専門機関にアドバイスをしてもらいましょう。
就学前の幼児の場合、現地の幼児教育の事情を調べましょう。義務教育ではないため、国によって事情が大きくことなり、現地に到着してからでないと、具体的な情報が手に入らない場合もあります。
海外滞在中の教育で注意すべきポイント
海外子女の教育で注意すべきポイントは、子どもの成長とともに変化します。
幼児から小学校低学年までの時期は、母語を発達させる大切な時期です。外国語を多く聞いたり、話したりする環境に置かれると、どうしても日本語の学習が不足します。各家庭で、日本語の力(母語)をどのように伸ばしていくか、方針をたてておきましょう。
小学校高学年や、中学生、高校生の場合、どのようなタイミングで受験するか、編入するかなど、帰国後の進路を考えておく必要があります。帰国後すぐに受験する場合には、通信教育や、海外学習塾などを利用しましょう。受験対策ができるほか、海外子女向けの進路情報などが得られます。また、子どもが1人で帰国し、ドミトリーや学校の寮に滞在して進学するパターンもあります。最近では、アメリカやイギリスの大学に進学するケースもあるようです。
何より子ども自身の希望を尊重し、よく相談して、最善の選択ができるよう心がけましょう。
海外での子どもの教育に関するQ&A
- Q1.帰国して受験をします。日本の学習要項はまだ勉強が必要ですが、英語は得意なようです。何か特別な試験枠はあるでしょうか?
- 帰国子女限定の入学枠を設けている学校があります(帰国子女枠)。入試内容では、英語や面接、作文など一般入試とは別科目が設定されていたり、入学後も英語の強化など、海外経験を生かしたカリキュラムが組まれています。塾や、教育専門機関などで、調べてみましょう。
- Q2.1歳の子どもを帯同します。現地ではどのようなことに注意したらよいでしょうか?
- 幼児の教育事情は国によって異なります。現地の教育事情を調べましょう。また、現地では日本語の絵本などが手に入りにくいです。ぜひ、出発前に購入して持って行きましょう。
海外での子どもの教育に関するまとめ
①夫婦でよく相談して情報収集と、教育方針の決定を
②海外子女教育の専門相談機関へ相談しましょう
③海外赴任中の教育、帰国後の進路も、考えておきましょう