帰国後の住宅
帰国後の住まいに必要な知識
帰国後すぐに決めたい住まいのこと。
持ち家なら入居のタイミングとリフォーム、賃貸なら物件探し…と計画しておくべきことはたくさんあります。
帰国が決まる前から少しずつ情報を収集して、準備をしておきましょう。
この記事で書かれていること
帰国後の住まいの検討はいつ頃から始めた方が良い?
帰国が決まったらまず最初に解決したい住まいのこと。
もちろん、持ち家の有無、あるいは帰国後の勤務地によって考えるポイントは異なります。
●賃貸する・購入する
海外赴任以前から賃貸に住んでいた方も多く、その場合、帰国後は新たに家探しからのスタートです。帰国を機に購入を考える方もおられます。
帰国後の勤務地や、子どもの学齢を見越して、常に情報は集めておきましょう。
いざ帰国が決まったらすぐに住居を決めるつもりで準備が必要です。
一時帰国の度に、物件見学や、学校の見学などをしておくこと。
またネットの情報をチェックしておくなど、コツコツ情報を集めましょう。
●持ち家に戻る
持ち家に戻る場合、気をつけたいのが、帰国のタイミングとリフォーム。賃貸の解約と、本帰国のタイミングがぴったりならばいいですが、タイミングが合わず、帰国後しばらくは賃貸に住んでいた、という方もおられます。
しかしながらこれは自分でうまくコントロールもできません。
スムーズに自宅に戻れない可能性があることを意識して、いざ賃貸になった場合の情報収集をしておきましょう。
また賃貸していた場合もそうでない場合も、リフォームについて検討しておきましょう。
畳や壁紙の交換のほか、家族構成の変化に伴うリフォームも必要です。
持家の場合はリフォーム・帰国前の大掃除を検討してみよう。
久々に帰ってきた我が家。
賃貸していても、空き家にしていても、何かと傷みが目につくもの。
同時に、子どもが成長し、住宅に必要なスペースも変わってきます。
また海外の生活に慣れたために、間取りなどに違和感を感じることもあります。
リフォームで解決出来ることであれば、ぜひ、検討しましょう。
●何をリフォームする?
リフォームの理由は様々。子どもの成長に合わせた収納を増やす、赴任地で購入した家具を使う、など帰国前からどんなリフォームをしたいか、考えておきましょう。
また、賃貸に出している場合はリフォーム必須。
一方、空き家にしていた場合も、畳の日焼けなど経年劣化による修理や、大掃除が必要です。
いずれにせよ、帰国後の新生活を始めるために、住まいの手入れについて計画しておきましょう。
●計画する
大手のハウスメーカー、デザインショップ、建築設計事務所、工務店などの中から意向に合う業者を慎重に選びましょう。インターネットでリフォーム会社を検索・比較するサイトもあるので、上手に活用を。
またリフォームを始める時期も要検討です。
賃貸に出している場合は、もちろん解約してからのリフォーム。
一方、空き家にしている場合は、本帰国の時期にめどが立ったら、計画を立て、本帰国までに工事が終わるように手配するのも一考。
帰国後、すぐに入居できるので安心です。
逆に帰国までに工事が終わらない場合は一旦、賃貸物件に住むことになるので、その費用も考えておく必要があります。
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リフォーム・大掃除に関する体験談
- 賃貸解約まで待ち、リフォーム完了まで待ち、賃貸生活が長引いた。
- 海外赴任中、日本の自宅マンションは賃貸していました。
ところが、賃貸契約の期間と帰国のタイミングが合わず、本帰国時には契約終了まで賃貸物件に入居。
やっと契約終了したら、今度はリフォームを開始。
なかなか自宅に戻ることができないのが思いの外ストレスに。
リフォーム費用もかかり、賃貸することの難しさを実感しました。
購入を検討の方
●マンションを買う
赴任地の住まいが広々としていたら、帰国後もゆったりとした住まいがいいな、と思うもの。専有面積が広く、敷地内に緑が多いゆとりのあるマンションが帰国者に人気のようです。
帰国後、広々としたマンションの購入を考える場合、一時帰国を利用してモデルルーム見学に足を運びましょう。
情報を常に集めておくと、帰国後の早い段階で購入物件を決めることができます。
●新築・建て替え
帰国後、家を建てる、あるいは購入する場合は、じっくりと計画を練る必要があります。一時帰国の度に土地を探したり、ハウスメーカーに相談しておきましょう。
また家庭内でもよく話し合い、みんなの希望を出し合ってプランづくりを進めましょう。
帰国後突然考えるのではなく、赴任中からプランを練り、土地・メーカーに関する情報収集をしておくことが肝心です。
1.ハウスメーカー
設計から資金調達まで総合的に相談でき、モデルハウス展示場で施工した建物を見学して確認もできるので安心。メーカーによってそれぞれの工法・構造があり、特色も違います。
各社のモデルハウスを見て回り、確認しましょう。
2.建築家
建てる側の希望や好み、条件を取り入れながら、さらに建築家自身の個性も加味されたオリジナリティの高い家を依頼できます。家族の意向も相談して、満足度の高い家にしてもらいましょう。
3.工務店
地域に密着した、きめ細かいサービスが期待できます。選び方の手掛かりは、地域での情報収集。
評判がよくて、棟梁が責任を持って請け負ってくれる住宅専門の工務店ならば、安心です。
購入に関する体験談
- 学校優先で賃貸入居。その後、一軒家を購入。
- 本帰国が決まってから、子どもの進学先を優先した地域の賃貸に入居。
同時に住まいの購入を検討し始めました。
子どもも大きくなって、次の海外赴任はおそらく単身赴任。
ちょうどいい土地も見つかったので一軒家を購入しました。
賃貸を検討の方
また海外赴任があるから、ということであればやはり賃貸物件。
帰国が決まってから探し始める方もいますが、できれば事前に情報を集めて準備をしておきましょう。
特に子どもがいる場合は学区、通学路を考慮して住まいを決めたいもの。
希望の学校があれば、自然とどの辺りに住みたいか希望が絞られてきます。
また、家族が増えて帰国する方も多いでしょう。
日本の住まいで、現在の家族構成なら、どんな間取りが良いか。
しばらく日本に住んでいないと、思いの外、日本の住居感覚が失われています。
できれば一時帰国などで物件を見学して、マンションか、一軒家か、考える材料を増やしておきましょう。
情報収集はインターネットが便利です。
海外でも相場、間取りなど調べることができます。
同時に一時帰国などで内見に行ったり、通学路を確認したりして、実際の状況を確認するようにしましょう。
賃貸に関する体験談
- 勤務先紹介の不動産屋に相談。場所は学校を基準にきめていた。
- 勤務が3年目になり、そろそろ本帰国かなと思い始めてから、帰国後どこに住むか考え始めました。
勤務地はわかっていたので、あとは学校。
通勤圏内で、かつ帰国子女の受け入れが多い学校に通える…という順番で、目星をつけ、一時帰国時に散策。閑静な住宅街を選びました。
帰国が決まってからは勤務先が紹介してくれた不動産業者に地域を基準に相談。
すんなり決まりました。
帰国後の住宅まとめ
①帰国後の住まいについては、本帰国前から長期にわたって計画を。
②賃貸でも空き家でも、持ち家はリフォームの計画を。
③購入するなら、事前の情報収集は入念に。一時帰国は見学のチャンス。
④通勤?学校?一軒家?賃貸なら、優先順位を明確に。