国際運転免許証の取得方法と諸注意

赴任先国や地域によっては、移動手段として自動車が欠かせません。通勤だけでなく業務上でも必要な場合が多いため、当該社員には出国準備の一環として、国際運転免許証の取得を指示しておく場合があります。
国際運転免許証は国内の運転免許証があれば、簡単に取得できます。
本人の居住する都道府県公安委員会の運転試験所で手続き可能です。その際、パスポートなど海外渡航を証明する書類、写真（縦５㎝×横４㎝）を持参すればその日のうちに申請・取得できます。
なお、当該社員が運転する車の保険についても確認しておきましょう。事故を起こした場合、社員だけでなく企業にも累を及ぼすことになります。

国際運転免許証の有効期間は取得から1年間で、更新制度がありません。もし1年以上滞在する場合は、有効期間内に当該国の免許を取得する必要があります。
国際免許証で運転可能な車種は国内と同じですが、日本で取得した国際免許証では日本国内での運転はできないので要注意です。
国によっては日本の運転免許証を提出すると、一定の手続きでその国の免許証に書き換えが可能な場合もあるので日本の運転免許証は持参した方がいいでしょう。
長期滞在で日本の免許証が失効した場合、外国の免許証で国際免許証を取得すれば一時帰国した際も運転できます。