赴任先での生活や文化

海外に行くまでの「思考の設定」が現地生活の「質」を左右する!

海外赴任が決まり、やった!と家族全員が喜ぶケース、喜びはあるものの不安の方が大きい、またはご家族の一部は乗り気ではない…など、様々なパターンがあるかと思います。ただ、ご家族で「行く」と決めたなら、ぜひオススメしたい思考・心構えがあります。

それは、とにかく「海外赴任生活を楽しむ!」と決めること。

これまでに海外赴任経験があって、それが楽しかったご家庭ならまだしも、初めての海外赴任となると、そんな簡単に楽しむことばかり考えてはいられない、言葉もうまく通じないだろうし、不安しかない…そんな気持ちもよくわかります。

それでも、まずは「海外赴任生活を楽しむ!」と決めることを強くオススメします。
それはなぜか?を今日はお話ししたいと思います。

思考は現実化するって本当?

タイの街並み

※本記事は筆者個人の経験・見解に基づく寄稿です。体調不良の原因を特定する趣旨ではありません。

突然ですが、「思考は現実化する」って言葉、聞いたことはありますか?

私にとっては、脳科学コーチングを学ぶ中で初めて聞いた言葉でした。ただ、言葉は知らなくても、これを実生活で感じたことがあったことを思い出しました。その時の話を共有させてください。

私は以前、タイのホテルに勤務していたことがあります。日本人ゲストのケアが主な仕事で、ホテルで体調を崩された方の対応をすることもよくあったのですが、体調を崩された経緯をお伺いすると、大半の方が食中毒のような感じで、こう仰っていました。

「タイは衛生状態が良くないから、きっとお腹壊すと思ってたんですよね」

当時は「みんな同じようなことを言ってるな」としか感じていなかったのですが、「思考は現実化する」という言葉を聞いた時、当時感じていたことが頭の中に蘇ってきました。

なぜ、みんな同じことを言いながら体調を崩されていたのか?私なりの答えは、「タイではお腹を壊す」と思い込んでいた、決めていたからそれが現実化したのでは、ということでした。

ところで、タイは本当に衛生状態が良くなかったのでしょうか?

これは私の個人的な体験になりますが、タイに2年暮らして、毎日のようにローカルフードを食べていましたが、お腹を壊したことはありませんでした。そして、タイは衛生状態が良い…とは思っていなかったものの、お腹を壊すだろうと思ったこともなかったんですよね。こちらも「思考は現実化する」を裏付けていると言えると思います。

どうすれば楽しめる?を考える

リサーチのイメージ

「思考は現実化する」という考え方は、先の2つの例を見てわかるように、良い方向にも悪い方向にも応用することができます。だからこそ、これから海外赴任をされるみなさんには、ぜひ良い方向に応用していただきたいと思っています。

じゃあどうすればいいのでしょうか?

これは様々な方法があると思いますが、まずオススメしたいのは、海外赴任生活が楽しみになるような、ワクワクできるような情報をたくさん探して、触れてみるということです。

前任者の方に聞くのはもちろんのこと、今はネットで様々な情報を集められるので、赴任先のポジティブな情報や、赴任先に行ったらやってみたいこと、行ってみたい場所など、楽しそうなことに意識を向けて情報収集をしてみてください。

そうすると、脳はその目標に向かって意識を向けてくれるようになるからです。

どこまで情報収集をしたらいい?

スーツケースに「持っていく」「現地で手に入れる」のカード

とは言え、いざという時のための情報なども必要ですよね。

「渡航前にどんな情報を集めておくと安心できるのか」は、個人・ご家庭によって様々です。

知らない国に赴任するにあたり、ご自身が「事前にどんな情報を知っていたら安心できるのか、不安・後悔を減らすことができるのか」を考える=自分自身と向き合うところから始めるというのもいいかもしれません。

例えば、私の例で言うと、基本的に実際に行ってみて、自分で体験しながら学んでいくものだと思っています。

ですので、そこまで事前情報を必要とはしませんが、「日本から持って行った方が良いもの・現地調達で間に合うもの」を知っておけると、「これ日本から持ってくれば良かった〜」という渡航後の後悔を減らすことができるかなと思うので、この情報収集をして、できる限りのものを日本で揃えていくと思います。

ただ、海外赴任が初めての場合は、未体験のことにチャレンジすることになるので、どうしても不安がつきまとうことになりますよね。その場合、「任期が終わるまでは帰ってこれない」と考えるよりは「まずは行ってみる」程度で考えてみてはいかがでしょうか。

行ってみてダメだったらその時に考えればいいし、行ってみて思いの外住みやすいとなったらラッキー!くらいな気持ちです。

やったことのないことに不安を感じるのは当然のこと。退路を断つような考え方より、何かあったら帰る・戻る選択肢もあるから、まずは行ってみよう、くらいの気分でいられたら、行動が軽くなる気がしませんか?

自分をちゃんと労わってあげる余白を作る

おやつを食べる親子

そして、特にお子さんがいらっしゃる場合、親御さんの気持ちや心の状態は、言葉にしなくてもダイレクトに伝わります。海外赴任に対して、親御さんがネガティブだったり不安な状態でいると、お子さんもその状態に引っ張られてしまいます。親御さんの思考や心の状態が、ご家族全体の思考を左右すると言っても過言ではありません。そこで、大事にしてもらいたいのが、まずはご自身のことを第一優先に考えてあげること。子どもを優先して、ご自身をのことを後回しにする…一見、親ならそうあるべきだよね、と思われると思いますが、慣れない場所で不安なまま、さらに自分を後回しにしてしまうと、お子さんの話を聞いてあげたり、お子さんのことを本当の意味で考えてあげらえる余裕もなくなり、結局子ども優先からかけ離れた状態になりかねません。ご自身が機嫌よくいることが、実は家庭円満の一番の秘訣だったりします。ですので、ご自身のことを「私のことなんか…」と後回しにせずに、大切にしてあげてください。

情報収集時には、楽しむための情報やワクワクする情報を集めていても、いざ実際に赴任してみたら、想定外のトラブルに巻き込まれた…なんてこともあるかもしれません。

「海外ではきっと想定外のトラブルに巻き込まれる」と思い込んでいたら、そういう現実が多発して、「ほら、言わんこっちゃない…早く日本に帰りたい」なんて思考になってしまうでしょう。

一方、「海外赴任生活の全てを楽しむ!」と決めていたら、トラブルさえも「日本にいたらこんな経験できなかった!」というように、貴重な人生経験の1つと捉えることができるようになったりします。同じトラブルなのに、捉え方1つで意味づけが変わってくると思いませんか?

だから、海外赴任や海外帯同を決断されたなら、まずは「海外赴任生活を楽しむ!」と決めましょう!その上で、ご家族全員が貴重な海外赴任生活を楽しんでいただきたいと思います。思い出深い、最高の海外赴任生活になりますように!

※本記事は筆者個人の経験・見解を含みます。体調不良には、食事・衛生環境・疲労・体質などさまざまな要因が考えられます。
体調に異変を感じた際は、自己判断せず、適切な医療機関等へご相談ください。

◾️Seiko 脳科学コーチ(セルフケアなび運営スタッフ)

タイ、マレーシアにトータル約20年の海外生活経験を持ち、現在はKL在住。自身の海外経験と脳科学コーチングのメソッドを使ったコーチングを行っている。

セルフケアなびは、「海外生活をセルフケアでもっと楽しむ」 をモットーに、海外生活の土台となる心と身体を整えるセルフケアコミュニティです。海外生活の中で揺らぎやすい心と身体を整えるヒントを、イベントや講座を通してお届けしています。

活動・イベント情報は公式LINEで発信中。

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