赴任時の子供の教育

海外赴任が決まったら子どもの転校手続きはどうする?抑えておくべきポイントを解説!

家族の海外赴任が決まると「学校にいつ言う?」「海外の学校に転校するときの手続きは?」など、小学生から高校生など学校へ通う子どもがいる家族は転校手続きが必要になります。しかし、転校先や出国時期で手続きの仕方が異なるため、どのような手続きを取ればいいかわからない人もいるでしょう。今回は、海外赴任が決まったときの子どもの転校手続きについて解説します。子どもが転校先で困らないよう、しっかり手続きの手順を確認しておきましょう。

海外赴任が決まったら学校には早めの連絡を!退学連絡と入学書類の準備

退学連絡と入学書類の準備

まずは、日本で通う学校へ最終登校日を連絡しましょう。現地の学校の入学手続きにおいて事前に日本で用意する書類もあります。各校のWebサイト等で調べ、確認でき次第、日本の学校に作成を依頼してください。 

現地校(公立)入学の手続き例 

一般的に下記の書類が必要です。1と2は日本の学校に作成してもらうものになります。

  1. 日本の学校の在学証明書(英文)
  2. 過去23年間の成績証明書(通知表の英文)
  3. パスポート等公式書類による国籍、生年月日等の証明書
  4. その学校区に居住する旨を証明する書類(住居の契約書、公共料金の領収書等)
  5. 予防接種の証明書

日本人学校入学の手続き例

一般的には下記の書類が必要です。いずれも在籍校に作成を依頼します。

  1. 在学証明書(または卒業証明書)
  2. 指導要録の写し
  3. 歯科検査表
  4. 健康診断票 

教科書は事前に取り寄せ ておく!

教科書は事前に取り寄せ

日本人学校や補習授業校では原則、全世界共通で指定の教科書を使用しています。ただし、到着後すぐに使用する教科書は現地で用意されません。必要な教科書を確認の上、必ず出国前に入手して持参しましょう。

配付の申し込みは、 へ行いましょう。入手が必要なのは、出国前に使用している教科書と日本人学校等の指定教科書が違う場合と、出国前に後期あるいは新年度の教科書が発行されている場合です。例えば、出国が年末であれば、新年度教科書が配付されているので入手してから渡航してください(表①)。

表①出国時期別・配付対象教科書

○→配布可能 ×→配布不可

(1)小学校

出国する時期

4月初旬(始業後)

6月下旬頃

(下巻入荷前まで)

下巻入荷後

9月末日

10月1日

11月下旬頃

(新年度入荷前まで)

新年度版

入荷後

2月末日

3月

4月初旬

(新学年開始前まで)

教科書

の種類

上巻

× × ×
通年 ×(※)
下巻 × ×(※)
新年度 × × ×

(※)複数年度使用する教科書は配付対象となります

(2)中学校

出国する時期

4月初旬(始業後)

6月下旬頃

(下巻入荷前まで)

下巻入荷後

9月末日

101

11月下旬頃

(新年度入荷前まで)

新年度版

入荷後

2月末日

3

4月初旬

(新学年開始前まで)

教科書

の種類

通年

×(※)
新年度 × × ×

(※)複数年度使用する教科書は配付対象となります

ただし、新規教科書の入荷時期(6月下旬・11月下旬)と、出国時期が重なる場合、タイミング次第で受け取れない可能性もあるので事前に相談しておきましょう。なお、出国前に受け取ることができない場合は、現地到着後に在外公館で申請が可能です。その場合、日本からの発送となり、梱包・郵送費は自己負担となります。

教科書の配付は、日本国籍を有し、1年以上の滞在を予定する学齢期の子どもが対象です。日本人学校・補習授業校に通わなくても、受け取ることができます。

教科書を取り寄せるときのポイント

海外子女教育振興財団に申し込みます。出国2ヶ月前から申し込み可能で、郵送での受取となります。手続き方法・教科書一覧などは下記Webサイトで確認をしてください。

参考Web:海外子女教育振興財団「日本の教科書(無償配付)」

https://www.joes.or.jp/kojin/kyokasho

<必要書類>

  1. 転学児童・生徒教科用図書給与証明書:在籍の学校に作成してもらいます。
  2. 申請書:上記Webサイトより事前申請のうえ出力します。

※1の証明書は、4月から新小学1年生の場合で入学前までに出国する場合は不要です。また、4月から新中学1年生の場合、3月または4月の入学前までに出国の場合は不要です。

出発前に学用品を用意する

日本人学校や補習授業校に入学する場合、国語辞典など現地で学習するために必要な学用品を持参しましょう(表②)。在留邦人が多い地域では、現地で購入できる場合がありますが、比較的高価なのでできるだけ出発前に揃えておくといいでしょう。

表②持っていきたい学用品類

項目別

学用品類

通学用品

運動靴、弁当箱、水筒、箸、通学カバン、リュックサック、ランドセル(低学年)

筆記用具

下敷、筆箱、色鉛筆、ボールペン、フェルトペン、鉛筆、消しゴム

参考書

現在使用中のものを基準にプラスします。(現地での入手は比較的困難で時間も要する、使用済みの教科書などすべて持ち込んでおいたほうがよいでしょう。)

辞典

国語辞典、漢和辞典、漢字辞典、古語辞典、英和辞典、和英辞典、英英辞典、現地語辞典など現在籍校の担任とよく打ち合わせて購入します。(滞在年限も考慮して計画を立てます。電子辞書も有効です。)

図書

学習百科辞典、学習図鑑(理科用のみ)、地図帳、日本地図(世界地図)など。子どもの発達段階に応じた図書を現地で購入するのはかなり困難です。

通学服

一部の日本人学校を除いて制服は決められていません。

こちらは、2023121日発行の「海外赴任ガイド2024年版」を元に作成しています。紹介内容が原文と異なる場合もあります。

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