海外引越の準備

海外引越の荷物は船便・航空便どっちで送る?ペット連れの場合や料金についても解説

海外への引越しが決まった際、荷物の送り方に悩むこともあるでしょう。船便と航空便で送るものの配分を間違うと、予想以上に料金がかかってしまうことも……そこで今回は、海外引越しにおける荷物の送り方を解説します。ペット連れの場合に知っておくべき注意点や気になる料金の算出方法についてもまとめました。海外への引越しが決まった方は、ぜひお役立てください。

一般的な荷物の送り方は3タイプ

表①引越し荷物の配分例

引越し荷物の送り方は船便、航空便、携行手荷物の3つです。輸送にかかる日数と料金のバランスをポイントに、どの手段で何を持っていくか考えましょう。基本的には、荷物の大部分を船便で送り、出発前後で必要なものを厳選し航空便にします。貴重品、入国に必要な書類、到着直後に使うものは携行手荷物とするのがおすすめです。予算オーバーを防ぐため、料金の計算方法も把握しておきましょう。

船便を利用して送る

船便を利用

引越し荷物の大半を占めるのが船便です。料金基準は容積なので、大きな荷物も安く送れます。一方、輸送に日数がかかるので、到着直後に必要なものは入れないようにしてください。壊れものはこちらに入れると良いでしょう。

航空便を利用して送る

航空便を利用

航空便は、航空別送荷物(アナカン)ともいわれます。輸送期間は12週間と、船便より早く届けられますが、輸送費は高めです。また、企業からの赴任では、会社負担で持っていける量が限られているので、現地到着から船便が着くまでの間、何が必要かを考えて荷物を選びましょう。また輸送手続き上、壊れものは避けたほうが無難です。 

携行手荷物として持ち出す

携行手荷物

貴重品のほか、入国や入学のために直ぐ必要な書類、到着後の衣類などは直接自分で持っていきます。受託手荷物と機内持ち込み手荷物に分けられますが、許容量などは細かく制限され、航空会社や経路によっても異なります。また、マイレージ会員であれば無料受託許容枠が増えるサービスも利用可能です。超過荷物の追加料金は、高額な場合が多い傾向があります。最後の最後で送り忘れた荷物が残ると、大変な負担になるので注意が必要です。

ペットを連れていく場合はどうしたら良い?

ペットを連れていく場合

ペットを海外に連れていく場合は「日本からの輸出条件」と「相手国の輸入条件」の両方を確認して手続きします。条件にもよりますが、手続きに半年から数ヶ月かかることも多々あるので、赴任が決まったらすぐに情報を集めましょう。

必要な手続きを確認

日本から輸出する際は、狂犬病の検査と輸出検疫証明書の交付が主な手続きとなります。手順については、出発予定空港の検疫所に問い合わせてください。赴任地の輸入条件は在日大使館、またはメールや国際電話等で現地の動物検疫機関などに確認しましょう。また、コロナの影響等、条件が都度、変更されていることもあります。必ず最新の情報を確認してください。一方、日本語で情報を得ることはなかなか難しいので、外国語での情報収集が不安な場合は、引越し会社や、海外ペット輸送の専門業者を利用することも検討しておきましょう。 

将来、日本に帰国するための手続きも同時に確認が必要です。日本に帰国する=輸入するときは、マイクロチップの装着、狂犬病ワクチン接種と抗体検査などの準備が必要で、ペットの年齢や出発国によって条件が細かく定められています。検疫所に前もって問い合わせておきましょう。

ペットの輸出入にかかる費用を準備

主な費用としては、ひとつ目にワクチンなどの医療費、ふたつ目にカーゴ運賃(航空便)や特別ケージの購入など輸送費が挙げられます。さらに、出発当日の体調の変化による出発便の変更や、着後の検査によって係留が必要となった場合など、緊急の対応費用なども考えられます。場合によっては、比較的高額になることもあるので、予算を組んで取り組みましょう。

参考元:農林水産省 動物検疫所|ペットの輸出入

取材協力:Continental Pet Services, Inc.

荷物料金の算出基準をチェック

荷物料金の算出基準

海外引越しにおける荷物の輸送費は、方法ごとに基準が異なります。航空便か船便か迷ったら、一度、スピードだけでなく、ボリュームを基礎とした料金の面でも検討しましょう。料金設定の仕組みを理解することで、予算を抑えられます。 

船便で送るもの|容積で算出

船便の料金は、荷物の「容積」で決定されます。容積とは、荷物を詰めたダンボールや梱包されたなど家財の総容積のことです。ただし梱包された荷物は、改めて船便用海上コンテナに載せるための外装梱包を施されます。そのため、一般的に料金基準となる容積は、個々の荷物の容積の和ではなく、この外装梱包の容積になることが多いでしょう。単位は「㎥」です。ただし、船便料金算出のミニマム容積は「1㎥」であることに注意してください。総容積が「1㎥」未満の場合は、全て「1㎥」として計算されます。

航空便で送るもの|実重量か容積重量の重いほうを基準に算出

航空便の料金は「実重量」と「容積重量」の、いずれか重いほうを基準として決定されます。実重量は実際の重さのことです。一方、容積重量は、荷物の容積から算出される重さを指します。羽毛布団など、実重量は軽いものの、容積が大きくて輸送スペースを多くとる荷物に対し、適切に料金設定できるように算出されるのです。一般的に6,000㎤を1kgとして計算します。 

例:ビーズクッションの場合(実重量4.2kg、寸法70cm×70cm×34cm

容積:70×70×34166,600

容積重量:166,600÷6,00027.76…=28kg

この場合、容積重量が実重量を上回るので、28kgを基準に料金が決定されるのです。軽くても容積が大きいために料金が高くなる荷物は、梱包して容積を小さくするか、船便を検討しましょう。

こちらは、2023121日発行の「海外赴任ガイド2024年版」を元に作成しています。紹介内容が原文と異なる場合もあります。

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