海外引越の準備

海外引越しの荷造りで大切なポイント

海外引越の荷造りは国内引越しとは勝手が違います。長期間の輸送に耐える梱包、パッキングリストの作成、さらに日本に残していく荷物の処分や保管など、さまざまな作業があります。発送後に思わぬトラブルが発生しないよう具体的にイメージして準備を始めましょう。

海外引越しの梱包の注意

海外引越しの梱包の注意

海外引越しでは、梱包時に次の3つの点に注意して作業を進めましょう。

●パッキングリストを作る

海外引越しでは、すべての荷物が通関手続きを受けます。そのため、どの箱に何が、いくつ入っているかを示すパッキングリスト(梱包明細書)と呼ばれるリストを作成します。リストは引越し業者が手配してくれます。記入方法も確認しておきましょう。

●船便や航空便の輸送に耐える梱包

港や空港での積み下ろしによる衝撃や、数週間に及ぶ長期の輸送に、耐えられる梱包をしましょう。また、航空便の方が輸送中の衝撃が強いので、壊れ物はできるだけ、船便で送るように工夫しましょう。

●料金

船便と航空便では荷物に対する料金の計算方法が異なりますので、どの荷物をどのように送るか、計画を立てるためにも、仕分けをする前に業者に確認をしておきましょう。
船便は容積に準じて決定されます。ただし、最終的にコンテナに載せるために外装梱包した段階の容積で決定されますので、荷物そのものの容積とは異なります。一方航空便は、実重量と容積重量のいずれか重い方が料金の基準となります。実重量は実際の重さをさし、容積重量は荷物の容積から算出される重さをさします。羽毛布団など実重量は軽いものの、容積が大きいために輸送スペースを多くとる荷物に対して、適切に料金設定ができるよう、このような比較が行われます。
なお、梱包は引越し業者が行ってくれることが多いようです。必ず立ち会って、どこに何が入っているか、確認しましょう。衣類や下着など、自分で梱包したいものがある場合は事前にその旨を伝え、梱包材とパッキングリストを手配してもらいましょう。
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パッキングリスト(梱包明細書)の作り方

海外引越しでは、すべての荷物は通関手続きを受けます。そのため、中に何が入っているかを一覧にした「パッキングリスト(梱包明細書)」を必ず作成します。輸出入の通関と貨物輸送保険を手配するための正式な書類なので、正確に記入しましょう。
リストは梱包した箱ごとに作成し、中に入っている荷物それぞれについて、品名、数量、保険金額を記入します(日本語)。高級なスーツなど、特に高価なものはひとまとめで記入せず、1行に1品ずつ分けて記入します。サインは各ページごとにします。なお通関の際に、パッキングリストと実際の中身に違うものがあった場合、全ての荷物が検査されることもあるので十分に注意しましょう。
また衣類など、新品のものを送る場合には、値札や包装は取り外しておき、個人使用のものであることがわかるようにしておきましょう。

引越し荷物保険の重要性

輸送中の万一の損傷や紛失に備えて、引越し荷物保険に加入しておくと安心です。引越し業者によって、サービスに含まれていたり、オプションとして用意されているので、見積もりの際に詳細を確認しましょう。基本的には、荷物を業者に渡した時点から、現地の指定した場所に届くまでの間の荷物の破損などが補償されます。例えば家具や家電で修理可能な場合は、その修理実費。修理不可能、あるいは紛失の場合は、該当荷物の保険金額を基準に、保険金が支払われます。
なお、貨紙幣・有価証券、生動物は対象とならないので注意しましょう。また、貴重品や、宝石類、貴金属に関しては、携行手荷物として持っていくほうがよいでしょう。

現地に送らない荷物の整理方法

荷物を整理する中で、現地へ持っていかない荷物もでてきます。この場合、不用品として手放すか、帰国まで保管するかで仕分けします(残置荷物)。帰国まで保管したい場合、知人や親戚に預けるのもよいですが、あまり量が多いと相手にも負担となってしまいます。
このような場合、トランクルームが便利です。室温や湿度が調整されているトランクルームであれば、布団や衣類も安心して預けることができます。引越し業者がトランクルーム手配のサービスを用意している場合があるので、問い合わせてみましょう。
【関連記事】残置荷物の保管に最適なトランクルーム

不用品の処分は、市区町村で粗大ゴミとして処分するほかにも、不用品をリサイクルショップにまとめて買取ってもらう方法もあります。
【関連記事】自宅にいながら不用品を一括買取サービス

また、ピアノやブランド品、ゴルフ用品などの場合は専門の買取業者に査定してもらい、個別に買取ってもらったほうが高値になる場合があります。
【関連記事】ピアノ、ブランド品等の専門商品の買取サービス

海外引越しの荷造りに関するQ&A

Q1.炊飯器を持って行きたいのですが、赴任地で使えるでしょうか?
変圧器と変換プラグを用意すれば使用できます。赴任地の電圧と、プラグの形状を確認して、対応したものを用意しましょう。
変圧器は比較的、重量があります。炊飯器など消費電力の大きい家電を使うには、変圧器も大きめのものが必要で、場合によっては10Kgぐらいの重さになります。船便で送ることができるよう、早めに購入しましょう。
Q2.お気に入りの観葉植物を持って行きたいのですが、どうやって送ればいいでしょうか?
赴任先の植物検疫や、植物の種類によって、持ち込み(輸入)が禁止されている場合があります。あるいは、持ち込みにあたって事前に許可が必要な場合もあります。必ず引越し業者に相談してください。
なお、植物の他にも「取り扱い禁止品目」として、持ち込みが禁止されている品目が各国で定められています。該当品目を持ち込んでしまうと、大きな問題になりかねません。荷物に何が入っているか、引越し業者と詳細に打ち合わせをして、確認しましょう。

海外引越しの荷造りのまとめ

①積み下ろしの衝撃や、長期間の輸送に耐えられる梱包を。
②パッキングリスト(梱包明細書)や、引越し荷物保険は重要。よく確認を。
③赴任地に送らない荷物は、処分か保管か、決断を。トランクルームや買取サービスを活用しましょう。

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