先日、一日中走り回って疲労困憊、電車内で周囲の目も気にせず口を開けたままうとうととしていた時に、ギター一本を担いだおじさんが乗ってきました。
彼が突然歌いだしたBeatles の"All You Need is Love"
こいつが良かったぁ。。
疲れた体に染み渡りました。
僕は滅多にストリートミュージシャンにお金を渡すことはしないのですが(おそらく6年間で二度目では)、今回は特別。
ありがとう。
感動しました。
さて、
NYの地下鉄に、iPhoneで演奏するプロのバンドが登場というニュースが。
楽器を盗まれても、iPhoneを使った即興演奏でこんなんできますよんといった感じ。
おもしろい。
続いてiPad用アプリ。
Magic Fiddle
以下、宣伝用の動画。
パッヘルベルのカノンですね。
この曲は僕もニューヨークに来た当時、デュオを組んでいた人とよく弾いていました。
さて上の動画ですが、最初から最後までひど過ぎるのですが、特に、
2:03頃、第一バイオリンがありえなくひどく音程を外した時のチェロのおじさん「あ、撮影やり直し?」みたいな表情なぜかチェロのおじさん、途中から内股お姉さんの使っているアップル純正のケースが肩当てにぴったりついついビブラートをかけたくなる気持ち分かります(第一バイオリン)。しかし、そのやり方ではこのアプリではビブラートはかけられない。
の四点が気になりました。
ギャラいくらもらっているんだろう。。
以下、プロバイオリニストである兄に動画を見てもらい意見を頂戴しました。
「弦楽器の特徴を全部消してしまってる気がするのだけど。。。
音ー音量・音色、音の方向、表情、質。が何も変わらない。
音程を調整できないから、全然ハモらない。
これらが出来るから弦楽器でしょう。」
確かに。
ちなみにこのアプリ、Thanks Givingのセールで$0.99なのでついつい買ってしまいました。
実は音程は調整できるんです。ただし、実際のバイオリンのように一ミリの指の脂肪の位置のずれで音が変わるほど細かくはできていませんが。
いや、多少変わるのですが、なんだか気持ち悪い音の変化をします。
アプリには様々な曲が入っていて練習できるようになっています。
指定された光るところを指で押さえると音がでるってやつ。
ダンスダンスレボリューションみたいな感じでしょうか。
実際のバイオリンの技術は、このアプリでは全く通用しません。
右手(弓)は親指で一箇所をずっと押さえるだけだし。
なにより5歳児が使うバイオリンのサイズくらいしかありません。
逆に言うと、このアプリでいくら練習しても生の楽器を弾けるようにはなりませんのでご注意を。
まぁ飲み会の余興用に多少こういう一発狙いのアプリを入れておいてもいいかな、くらいでしょうか。
ちなみにこのカルテット、本当の実力はというと、
上手い。。