汚部屋が生まれる原因は。
自分らしい暮らしづくりをお手伝い、
片づけコンサルタントの吉川絵美子
です。
毎週土曜日に
【MyStory】 私とお片づけ というシリーズで
自分のことを書いています。
これまでの記事
⑩私の汚部屋時代(3) ⇐ 今 ココ
片づけ好きの私が
人生で一度だけ 汚部屋暮らしをしていた時代の話。
今日は なぜ 汚部屋になったか、
その原因です。
① SDの症状が出ていた
片づけのプロになってわかったことですが
どんなに片づけが得意な人でも
出産や引っ越しなど 大きな環境の変化で
一時的に片づけられなくなる事が あります。
SDといいますが(situational disorder=一時的片づけ障害)
私も その状況に陥っていました。
はじめての東京暮らし。
新しい職場で 慣れない仕事の連続。
しかし ディレクターとしては中堅になっていて
大きな仕事を どんどん任されるようになっていました。
やりがいもあったけど 大変な仕事ばかりでした。
人間関係も大きく変わり
プライベートな友人が一切いない環境になったのも
今思えば 負担になっていたと思います。
部屋が荒れてくると
片づけができていた人ほど 「どうして?」と
自分を責めたり 自分で何とかしようと思うかもしれません。
これまで 片づけで苦労したことなどなかったのに
荒れ始めた部屋を 片づける気力も起らない・・・・。
部屋は いったん乱れはじめると、
どんなに片づけが得意でも
自分の力では 回復が難しいという事が
今なら わかります。
②生活が荒れていた
当時の私は とても忙しい部署に配属になり
夜勤、泊まり、早出、出張の連続で
家にいない日も多く、生活が荒れていました。
そもそも 引越しに関して休めたのは
荷物が届いた日だけで、
次の日には 事件が発生し
急きょ 聞いたこともない町に出張。
(栃木県の奥の方でしたが・・・)
引越しの荷ほどきもできないまま
連続勤務が 何日も 続いていきました。
毎日が忙しすぎると たまの休日も
片づける気力など起きません。
新しい家に必要な 雑貨や収納用品を買おうにも
はじめての関東暮らしで
どこに買いに行けばいいかわからない。
平日は 深夜過ぎに帰って寝るだけ。
疲れているから 部屋が荒れるのに、
帰宅したら もう 疲れて 一歩も 動けない。
荒れた部屋では 昼まで寝ても 疲れが取れず
起きても ぐったりして 何もする気がおきず
本当に 毎日が 悪循環でした。
大阪では 少しは やっていた料理も
全く しなくなりましたし、
川崎のアパート近くには 一人で行けるようなレストランもなく、
毎日 職場近くで 外食。
食べ終わると なんとなく また職場に戻り、
さらに仕事してから、深夜に帰宅していました。
今思えば 誰かに手伝ってもらえば
休みの日半日で ピカピカになったのに
当時の私には そんなことを考える気力もなかった・・・。
(当時は片づけのプロも いませんでしたしね)
今も 忙しすぎるから 片づけを頼めません、と
おっしゃる方がいますが、忙しい時こそ
プロの手を借りて 片づけて欲しいと思います。
自分でやるより短時間で済みますし
きっと 今より ゆっくり休めるようになります。
汚部屋の原因は まだまだあります。
来週も よかったらお付き合いください。
いつも応援ありがとうございます