NewZealandで起こった大地震から5日がたちました。
2日前の木曜日に、外務省に勤める夫を持つ友人と
話した私は、今回の地震救援本部に配属され、諸々
仕事を国内で対応しているそのご主人が、すでに災
害発生から3日間、不眠不休で働いていることを知りました。
そもそも、その友人によると、職業柄、夫の携帯には、
今回のような大規模な地震が世界で起こると、自動的に
携帯電話にメッセージが入るようになっているらしく、
今回の地震が起こる前にも、ほぼ毎日のように、
地震が起きた知らせが携帯に入っていたそうです。
ただそれがニュースにならないのは、単に、地震の発生地
が人の住まない地や、海上であったりするだけで、
地殻変動による地震は、地球にとって日常茶飯事で
起こっているということらしいのです。
それはさておき、生死の分かれ目といわれる「72時間」が
大幅に過ぎた今なお、被害に巻き込まれた人々の続報が
届きません。
今回、インターハイスクールの生徒の中にニュージーランド
に在住している生徒はいませんでした。が、お隣のオーストラリア
に留学している生徒や、かつて滞在していた生徒、ひいては世界
各地に、現在留学中の生徒や家族に帯同して滞在している生徒が
います。また、インタースクールのスタッフの多くは、かつて海外に
在住していた経験を持っています。
今回、災害に巻き込まれた、富山の外国語専門学校の生徒をはじめ、
崩壊したビルに入っていた英語学校に留学していた方々は、それぞれ
の理由と志で、未知の国で勉強することを決め、毎日を過ごしていた
ことでしょう。そして、送りだした家族や関係者は彼らがひとまわりも
ふたまわりも成長して戻ることを信じこそすれ、まさか、このような災害
に巻き込まれることは想像だにしなかったことでしょう。
瓦礫の山と化した崩壊現場と、事情がほとんど分からないまま
現地入りした家族の方々の硬い表情を映像で見ると、胸がしめつけ
られる思いです。
「最後の最後まで希望は捨てない」という家族の方々の一致する祈りに、
自分の祈りを重ねます。