前回はシャドーイングでも鍛えられる
『前読み』を紹介しました。
今回は『文法って必要??』です。
ちょっと英会話に慣れてきた生徒さんから、よくある質問です。
『文法って学ぶ必要あるのですか?』
「中学高校6年間、文法ばかり学んできたのに
話せるようになっていない。。」
「フレーズを丸覚えしていけばいい!」
この様な声をよく耳にします。
時間をいくらかけてもいいのであれば、
(ネイティブスピーカー10歳レベルになるには約10年かかる)
どんな長いフレーズも繰り返し口頭練習し、覚えるのもいいでしょう。
何百、何千ものフレーズを覚えなければいけませんが。。。
これでは時間がかかり過ぎてしまいます。
中高では文法を学びましたが、
口頭練習をあまりしないままでしたね。
『文法』と『口頭練習』の両方を
バランス良く鍛えることが、
英語上達の近道ではないでしょうか。
ピアノ練習をイメージして下さい。
いきなり両手で引こうとしても無理。
右手のみを練習します。
左手のみを練習します。
さあ、両手を合わせると。。。。
あれ?全然出来ない。

ここでギブアップしてしまいがち。
右手にも左手にも注意をしながら
ゆっくり、何度も繰り返します。
片手を意識しなくても出来るようになりますね。


これを英語にすると、
いきなり文章を丸暗記しようとしても無理。
『文法』(パターン)を学びます。
『口頭練習』(シャドーイング)をします。
さあ、両方を合わせると。。。
あれ?スムーズに言えない。

シャドーイングで鍛えた様に、聞えたままに言いながら
文法パターンを当てはめ意識する。
これを何度も繰り返すと
文法を意識しなくても言えちゃった、となります。


文法を知ることで、
①自分で間違いを直したり、
②文を組み立てられるようになります。
次は、口頭練習(暗記)だけに頼っている生徒さんに
よくある間違いです。
What did you bought?
Could you tell me what time is it?
文法を学んだ生徒さんは間違いを直せますね!
正解:What did you buy?
Could you tell me what time it is?
次回はこの『ピアノ練習~実践編~』です。