言葉はある事象を表す有効な手段ですが、事象そのものを指すものではありません。
あくまでも便宜上その事象を言葉で区分し、定義しているだけに過ぎません。
つまり、同じ事象を感じたり見たりしたとしても、それに対して思う感情、意思判断などをあらわす
語彙によって、回答が異なることもあるのです。
たとえば、虹の色は何色でしょうか?
日本では7色と分類されていますが、江戸時代の日本では4色とされていました。
アメリカでは6色です。 まったく同じものを見ても、それをあらわす語彙によって分類も変わって
くるということです。
日本語では牛肉、豚肉、鶏肉と、動物名+肉をつけて分類する一方、英語ではビーフ、ポーク、チキンと
まったく違う呼称で分類します。 魚をよく食べる日本人は鮪、鯖、鯛などとまったく違う呼称で分類する一方、
英語だと、××フィッシュと分類します。 文化的、歴史的に何に重きを置いているかにより分類も細かくなり、それをあらわす言葉も出来ることの証左でしょう。 日本では古くから魚を食べてきましたが、肉を食べ始めたのはつい100年ほど前からです。 英語圏、アメリカなどでも魚を食べ始めたのは歴史的にはつい最近でしょう。
国や文化などの大きなくくりだけではなく、大卒、高卒、どの地域出身か、社会人、学生など、その人の所属していた、もしくは現在所属しているテリトリーにより、こちらの意図する言葉が伝わらなかったり、誤解、勘違いを生んでしまうこともあるでしょう。
このことをきちんと認識していないと、同じ言葉である事象を説明しようとしているのに、相手にまったく伝わらない、でやきもきしてしまうこともあるかもしれません。このことを理解したうえで、相手の立場に立ってコミュニケーションをれればよいでしょうね。
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