今週は『問題・課題が多いこと・苦労することが多い人生を選ぶ!』というお話です。
「境、順なる者は怠り易く、境逆なる者は励み易し。」
こちらは、私の好きな吉田松陰の講孟箚記(こうもうさっき)の中の一節。
長州藩士、明治維新の思想家として知られている彼のこの言葉、
『万事都合よく運んでいる境遇にある者は怠りがちである。
また、思うようにならず苦労の多い境遇にある者は励みやすい。』
という意味です。
今週は仕事においていろいろと問題・課題が多く、この言葉を思い出して
反芻していました。
仕事においてもプライベートにおいても、こうした試練や苦労というのは頻繁に訪れるものであって
そこから逃げたり、回避することはできるけれど、立ち向かう勇気というのは非常に心労も多いものです。
それは、責任のある立場になればなるほど、自分が成長すればするほど、
その試練の度合いも比例して大きくなるものであり、良く昔教えて頂いたことで、
『問題・課題はその時の自分が解決できる規模のものが必ず起きる』と言われたことを思い出しますが、
”今の自分にふさわしい試練だ!“とPositiveな意味で捉えることがとても大切だと思います。
そしてこういう状況を乗り越える度にまた一つ成長するわけで、もちろん私もできることなら
楽な道を選びたいのはやまやまですが、一つクリアするごとに神様!試練をありがとうございましたっ!と
感謝することに決めています。(まだ正直半分強がりもありますが)
そもそも、なぜ試練は人を成長させるかと言うと、そのシチュエーションを乗り越えるだけの度胸や
経験を積んで大きくなれるという点はもちろんのこと、私が一番重要に思うのは、
「自分で考える」というところにあると思います。
だから、単純に誰かに助けてもらって、その通りにその状況を乗り越えるだけでは、まだ不十分であり、
自分の頭でその問題をどう解決すべきか考えて考えて考え抜いて、誰かに相談してアドバイスをもらって、
さらにそこから本当にそうすべきか、それでいいのか、また考えて考えて考え抜いた結果で挑むことに
最も意味があるのではないでしょうか。
私自身まだまだ、考えが浅いなーとか、考え切れていないなーとか、毎日そう思うことばかりですが、
英語の勉強と同じで、自分で考えてみたことをアウトプットすることで始めて、成長へと繋がるのだと思います。
私は完全文型人間なので、答えが1つしかないものというのが苦手です。
学生時代、国語が好きだったのも、同じ質問でもいろんな解釈があって、正解が一つではないというところが
自分の生き方にあっていたからかもしれません。
いつも必ずしも答えは一つではないからこそ、考え抜いてその状況下で最もBetterだと自分が思う判断をする、
その訓練は、決して楽な道ばかり通っていてはできないし、試練の数だけ人間としての器も広がっていくもの
です。
本当に考える力が弱まってしまっているこの時代だからこそ、積極的に考える機会を、つまり、
問題・課題が多いこと・苦労することが多い人生を選ぶ様な生き方をしていきたいと思います。
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