今週は“苦言を呈する側もつらい!!!”というお話です。
社会人になりたての時期は、クライアントやパートナーさんも自分よりほとんどが年齢も経験も
年上の方ばかりに囲まれていたので、叱咤激励・ご指導を頂く側でしたが、気が付くといつのまにか
自分よりも若い方と自分よりも年上の方の両方の世代に囲まれるバランスが取れてきて、
特に今の職業柄、前者の方々や同世代の方々とお話をする機会が多くなったように思います。
そんな中でようやくわかってきたことが『苦言は呈する側の方がもっと苦しい』ということです。
先日こんな2つの出来事がありました。
1つめは、とある生徒さんが守らなければならない約束を守れず、またそれを私に黙っていたという問題がありました。私からするとルールを破ってしまったことよりも、事実をごまかそうとしたということが残念だったわけなのですが、その件について直接お会いして私の想いを伝えさせてもらいました。
私よりも4~5つほど年下で、一緒にプランニングをしてきた大事な生徒さんでもあったので、間違っていることを間違っていると伝える為にも、苦言を呈したのですが、やはり言う方もつらかったわけです。
2つめは、カナダ移民のご相談を頂いた30代後半の男性でした。
いろいろとカウンセリングを進めるうちに、どうしてもご本人の明確な目的や意志が見えず、
若造の私が恐縮ながらも、厳しい意見をお伝えすることになりました。
おそらく先方からすれば、こんな若輩者の私に言われることに非常に不愉快だったかもしれません。
(相手の方も大人なので最後まで私の話を聞いて納得して頂けましたが・・・)
このカウンセリングも1時間以上かけて、私自身も何とも言えない感情でした。
偉そうに言ってしまって申し訳ないという気持ちと、いろんな感情が入り混じっているというか。
上記2件とも、個人的な立場からの意見ではなく、仕事をしている以上プロフェッショナルであると
思ってやっているわけですので、その視点からのアドバイスや苦言を呈するというシチュエーションであるのですが、仕事であれプライベートであれ、やはり誰かに何かNegativeなことをお伝えするというのは、非常にパワーを使いますし、とてもしんどいことです。
正直、仕事上一つのパフォーマンスとして怒ったりしなければいけないという場面もありますが、
これもなかなか楽じゃない。
できるもんならそんなこと誰も言いたくないのです。
こういうことは、自分よりも年齢も経験も立場も上の方々ばかりに囲まれて働いていたつい最近までは、
なかなか感じられないことでした。もちろん、常に「ご指導・ご鞭撻を頂戴している」という姿勢で
受け取れるようには努力してきましたが、時にはやっぱり苦言を呈されたことに、反発したり沈んだり
NegativeをそのままNegativeで受け取ってしまう自分が多々ありました。
最近でこそようやく、“言う方もつらい。だからこそ言ってくれたことにさえ感謝して、素直に受け止めることがまず大事だ”と考えられるようになってきたと思います。
誰かに何か苦言を呈された時に、ふくれっつらをしたり、反感したり、凹んだり、すねたりするのは
簡単です。でもなぜ相手はそう言ったのか?何を自分に伝えたくて言っているのか?そういった相手の真意をくみ取る力というのは、人間力を高めていく上でも非常に大事なことだと思います。
感情のままに理不尽にぶつかってきたり、感情のままに受け取って反発したり、時には人間だから
お互いにそうなってしまうこともあるけれど、あくまでも仕事上では建設的な応対をお互いがしていくべきだと思うし、客観的視点から見ることが自分を見ることは必要です。
・・・まーとは言え、私もプライベートでは自分でまだまだコントロールできないこともたくさんあります。矛盾してるけど、人間らしくてそれもありじゃん!なんて思う面もありますから。
兎にも角にも、いつも自分にはっきり意見を言ってくれる人や、苦言を呈してくれる人というのは
大人になればなるほど感謝し、大事にしていくべきだなと思います。
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