何事も和を重んじて争いを避けようとするのが日本人。
一方、
和を重んじるよりも自分の主張を通したがるのが北米人だ。
個人的な人間関係でもビジネス上の人間関係でも同じで、
慣れていないとショックを受けることもあるだろう。
たとえば、コンピューターの修理を業者に依頼したとする。
まず修理内容を説明し、それに基づいて見積もりをもらった。
実際に修理が終わってみると、直っていない部分がある。
これを指摘すると、「そんな注文は聞いていなかった」・・・という答えが返ってきた。
日本人であれば、
例えお客の側に非があったとしても、
業者側が長い付き合いを願って折れることもあるだろう。
でも、北米では「言った」、「聞いていない」の論争になり、
長い付き合いを願って業者側が折れることはまずない。
こうしたケースに直面した場合、
「日本だったらこんなことはないのに・・・」って考えがちだけど、
北米人と付き合うには北米式に慣れるしかない。
「どちらがいいか・・・・」を考え出したら解決にはならいないのだ。
異文化に慣れ、でも、自分の文化も大切に残し・・・・、
自分なりに納得できる折衷文化を創り上げていくのが、
グローバル社会で生きるには不可欠な条件だと思う。
赤丸天
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