人の考え、行動にはそれぞれそれ相応の理由があります。
その理由を考えずに、相手の性格だけを理由にしてしまうことはないでしょうか?
満車の駐車場で、ようやく空きが見つかったと思い近づくと、横の車が白線をはみ出して駐車してあり、とても止めにくかったとする。このとき、「ひどいドライバーだな」と思っても”急いでいたんだな”とはまず思わないでしょう。
縦列駐車をしようと車に近づくと、車と車も間の隙間が狭くてうまく駐車できない。
前の車に、「へたくそな駐車をするドライバーだな」とは思っても、”この車の前に止まっていた車は今停まっている車よりも大きかったので、ここにとめざるを得なかったんだろう”とは思えないでしょう。
このように、相手の状況を理解するのではなく、相手のせいにしてしまう思い込みは誰でもしてしまうことです。
何かを認識するときに、性格的要因を過大評価して、状況的要因を過小評価してしまう。
心理学者のリー・ロスはこの思い込みを「根本的な帰属の誤り」と名付けたそうです。
私たちは相手の状況を考慮せずに、他人の行動を性格と結びつける傾向があるということです。
そのほうが理にかなっているようにみえるし、説得力もある。
でも、それでは何の解決にもならないことがほとんどではないでしょうか?
人の性格などはそれほど簡単に変わるものではないからです。
逆に、状況的要因が原因だとすれば、その状況を改善できるようにすれば物事の解決の糸口は見えるはず。
相手の立場に立ち、相手の状況を理解し、なぜ相手がその行動をとったのかを考える。
そうすれば、おのずとどうすればよいのか、相手が満足する結果になるのかを想像できるかもしれませんね。
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