今週は『やらないことを決める』というお話です
先日、機会がありバンクーバーではその業界No.1を走っている会社の社長さんと
お話をする場がありました。
プライベートな場でのことだったので、その場に参加していた全員で、おいしい食事と楽しいお話に花が咲き、
とても良い時間を過ごせました。
その中で経営に関するお話をいろいろとお伺いすることもできて、
やはり企業は人であり、トップのカラーによって社風も様々であるということを改めて感じたのですが、
中でも一番印象に残ったお話がありました。
企業というのは現状維持に留まった時点で、もはや衰退の始まりです。
それは企業だけでなく、一個人においても同様だと思います。
だからこそ、いつもプロモートして行く為に、何か新しいアイデアを見出し、新しいことに挑戦していかなければ
なりません。もちろんそれはとても重要なことです。
あれをやってみよう、こんなこともやりたいな・・・・そう思いながら、チャレンジしていくことは素晴らしいことです。
しかし、時にやりたいことや、やるべきことが多すぎて、どれも中途半端になってしまうこともあります。
その企業の社長さんは、『やりたいことや、やっていくことを考えて始めるのは簡単です。
でもやらないことを決めるのはすごく難しい。それが社長の仕事だと思っている。』とお話されました。
まさに“選択と集中”という言葉を、私も過去よくよく指導頂いたことがありますが、
、企業も人もいつもやりたいことや、やろうと決めることはたくさんあるけれど、
「これはやらない。」「あれは捨てる」そう決めることというのは、非常に少ないのではないでしょうか。
私自身も、常に目標を設定して走らなければ、走る方向がわからなくなりあっという間に迷子になってしまう
タイプであるので、ついついいろいろと目標設定(○○をする!□□になる!)をすることがあります。
しかし、これはやらないと決めることは、なぜか不安になり、判断も難しいというのは事実です。
社長さん曰く、任せている下の人達が、自分の考えを持って新しくやりたいことなどを意見してくるということに対しては、非常にWelcomeであり、最終的な方向性(お客様の為にという目的)さえ一致しているのであれば、
そのやり方は任せるようにしているということでした。
そして、その一方で、社長の仕事のひとつとして、「やらないことを決める」という責務があると
お話をして下さいました。
誰しも何かを得ようとするためには、必ず持ちすぎた荷物を減らさなければ新しい何かを持つことはできません。
たくさんのものを持ちすぎて、本当に重要なものが見えなくなってしまうことは、企業だけでなく個人においても
陥りやすいシチュエーションだと思います。
何かをしないと決めたり、持っているものを捨てるという行為には非常に勇気がいることです。
それがその時まで有意義に活用されていたり、過去に価値があったりすればなおさらです。
また自分は持っていなくて、他の人達がそのものによって、価値を見出している場合も然り。
ですが、私達は常に先見性を持って、本当にそれが必要なのか、本当にそれを周りと同じようにすべきなのか、
本当にこのまま続けていく価値があるのか、そこをしっかり考えた上でものごとを取捨選択していかなければならないのだと思います。
社長さんというポジションにおいては、企業を発展・繁栄させていくために必要なスキルであると同時に
私達一個人においても、それは自分自身の人生の発展・繁栄につながっていくことであると思うので。
今回もとても学びの多い場に居合わせることができたことに感謝☆☆☆
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