日系人の生物学者、デイビッド鈴木博士は、
先進的な考えで知られ、カナダの環境保護運動のリーダーでもあり、
カナダのアイコンの一人に挙げられるほど多くのカナダ人に尊敬されている人だが
先週、「カナダはもうこれ以上移民を受け入れるべきではない」という発言を行い、
カナダ中がショックとも言える反応を起こしている。
デイビッド鈴木博士の移民受け入れ反対の理由は、
「カナダはもう人でいっぱいだ・・・」ということだが、
これはどう考えても変だ。
カナダは900万平方キロメートルの広大な国土を持っているが、
人が住んでいる地区はわずか23,000平方キロメートルに過ぎない。
人口から言えば、
国土の広さでは多少カナダよりも小さい中国の人口は13.5億だが、
カナダの人口はたった340万人だ。
人口が増えれば環境破壊につながるだろうから、
この点を危惧するのは重々理解できるけど、
「単に、移民受け入れ反対」というコメントは閉鎖的で建設的ではないので賛成できない。
好むと好まざるに関わらず、
異国間の交流は今後ますます進むだろう。
自分の国を他の国から隔離することで守ろうとしても、
地球規模でものを考えれば、それは問題の解決にはならないので、
いずれはそのツケが回ってくる。
カナダが行うべきことは、
移民受け入れをますます活発化させながら、
①都市から人口を分散させ、
②人口増加と持続可能な環境を両立させ、
③マルチカルチャー社会を成功させることで、
世界のリーダーになることだ。
デイビッド鈴木博士にはこのための指導者になって欲しい。
赤丸天
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