
I gave a candy to the child.
②母にバックを買ってあげた
I bought a bag for my mother.
「母にバックを買ってあげる」のような「人に○○する」の文で、「に」を英語では to や for などを使って表現しますが、どんな時にto を使ってどんな時に for を使えばいいの?という質問をよく頂きます。
今日はその二つの使い分けをするためのコツについてとりあげます。
簡単に言うとそれは「○○する」の部分、つまり動詞によって決まります。
①toを使う動詞
give, teach, offer, send, lend, hand, pass, sell などなど
②orを使う動詞
buy, cook, make, play ,build,choose などなど
丸暗記しかないってこと!?

それはしんどいですよね。ではルールを見つけてみましょう。
①の動詞の意味に注目してください。何か共通点がないでしょうか?



そうです!!
①の動詞はすべて、相手がいることが前提だったり相手がいないとできない動作ですね。
受け取る人がいないのに、give することはできませんし、生徒さんがいないのにteachすることもできません(寂しすぎます)。
それに対して、②の動詞は自分だけでも動作が完了できますよね。買い物は自分ひとりでできますし、料理も一人でできます。でもわざわざ誰かのためにやってあげるということで「~のために」という意味のあるforを使うと思うと納得できます。
とすると、
pay(支払う)はどうでしょうか?



そうです!!
支払うという動作は受け取る人がいないとできないので、toを使います。
Could you pay $1,000 to me?
ではではsingはどうでしょうか?
一人カラオケできますよね。なので誰かのために歌ってあげる場合はforを使います。
I will sing a song for you.
もちろんすべてがこのルールに当てはまるわけではないですが、迷ったらまずはこのルールを考えて to か for か選んでみましょう。
Did you get it?
Good Luck!
補足)
※toもforなどの前置詞が必要なのは
S(~は)+V(~する)+O(~を)+O(~に)に順番で言いたい場合です。
S(~は)+V(~する)+O(~に)+O(~を)の順番で言いたい場合はtoもforも不要です。
I gave a candy to the child. は I gave the child a candy.とも言えます。