先日横浜市内で第5回アフリカ開発会議が開かれ、マスメディアではアフリカの話題がさかんに取り上げられていました。そんな中で私が気になったのは、エチオピアシープスキンを使って完全現地生産の高級レザーブランドを立ち上げた鮫島弘子さんの記事です。
彼女は2002年に青年海外協力隊としてエチオピアを訪れ、エチオピア羊皮と出会いました。
そして2010年に羊皮を用いたバッグを作り始めたのです。
起業するにあたっては資金集めに苦労したのはもちろんのこと、職人との意思疎通が大変だったそうです。日本で通用する製品にするためにはずさんな縫製では許されません。職人から「細かすぎる」と言われ衝突したことも。しかし鮫島さんはあきらめずに説得を続け、日本に出せると思える水準の製品がとうとう出来上がります。その時の職人の誇らしげな表情は忘れることができないと彼女は話しています。
バッグがエチオピア産だと知って驚かれることもしばしば。「こんなものがアフリカでできるわけがない」と言われたこともあるそうです。
「できるわけがない」ことを遠いアフリカの地で地道に努力を続け成し遂げた鮫島さん。
「良いものを作りたい」という信念が、エチオピアの発展にも貢献することになりそうです。
日々の学習の中でも「できるわけがない」と思うことってありますよね。
でもちょっと勇気を出してチャレンジしてみる。
努力を続けてみる。
できるようになる喜びを体験する。
そんな体験を生徒たちには沢山重ねてほしいと思います。
鮫島さんは日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013のキャリアクリエイト部門で入賞もされています。
ぜひチェックしてみて下さい。
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