昨日、アメリカの上院が、銃規制法案を反対多数で否決した。
この法案の柱になっていたものは、
戦争で使うために開発された殺傷力の強いアサルトライフルの販売を禁止するもので、
自己防衛用の拳銃を禁止するものではない。
近年アメリカで起こった悲劇的な乱射事件は、
アサルトライフルが使われているため大量の死者を出している。
常識的に考えても、一般市民が戦争用のアサルトライフルを持つ必要はないのだから、
コネティカット州ニュータウンの小学校で多くの児童が殺された乱射事件以来、
市民の多くがアサルトライフルの販売禁止に賛成していたように思えたが、
今回の上院の決断で、アメリカのカルチャーが大きく後退したことは否めない。
銃砲の規制に反対する大元が
全米ライフル協会(NRA:National Rifle Association)であることは周知の事実で、
NRAは銃砲メーカーと一体となって、銃砲規制に賛成する政治家に圧力をかけている。
この点をオバマ大統領は、単刀直入に指摘して、
今回の上院の決断は、(良心に従うのではなく)「政治的な意図」で行われた、
「今日は、ワシントンにとって恥ずべき日だ」と怒りを隠せない様子で延べた。
オバマ大統領は、落胆しながらも、
「銃規制への取り組みは第一ラウンドを終わったばかりで今後も戦い続ける」と語ったが、
果たして、アメリカには、銃砲を規制できる時代が来るだろうか・・・・・
と考えさせられる一日だった。
赤丸天
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