カナダの首相の中には英雄的な人が何人かいるが、
そのうちの一人が第20・22代首相を務めたピエール・トゥルードーだ。
マルチカルチャー主義を導入して国粋主義的な考え方に反対し、
知的で先進的な考え方を重んじる現在のカナダの基礎を作った人だ。
この首相がいなくなって以来、カナダには、
人気の面でも話題の面でも彼に匹敵する政治家は出ていない。
ピエール・トゥルードーは独断的な人でもあったので敵も多かったが、
自信をもって独断的になれることが優秀なリーダーの条件でなないだろうか。
それには、もちろん、ビジョンを持っていなければならないし、
そのビジョンが私利的なものでなく崇高なものでなくてはならない。
ところで、
このカリスマ的な首相が亡くなって13年経った今、
彼の長男であるジャスティン・トゥルードーが政界に登場し、
政治不信に陥った国民の期待を集めている。
ジャスティン・トゥルードー自身は、
父親の後継ぎとして政治を行うのではなく、
自分なりの信念を持って自分なりの政治を行うことを宣言しているが、
果たして彼がビジョンをもっているか・・・・・これがまだわからない。
彼に父親のイメージをダブらせて期待することはフェアではないことはわかるけど、
「普通の政治屋でなければいいな」・・・・とカナダ中が思っている。
赤丸天
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