今回のテーマは、『変えていくものと守っていくもの』ということ。
仕事をしていく上で、新しく創っていくものや、時代の変化に劣らずどんどん変化していくことというのは
必要不可欠です。
現状維持は衰退のみという言葉通り、ずっと同じは無理だし、昔のやり方が、すごいスピードで
変わっていく世の中で、いつまでも通用するとも思っていません。
でもその一方で変えてはいけないもの、つまりどんなに世の中が変わっても守っていくべきものというのも
確かにあると思っています。
最近、ネットで日本のドラマを見ています。
2009年に放送されていた『官僚たちの夏』というドラマ。
城山三郎さんの小説がドラマ化したものです。
原作本を読んで面白かったので、テレビ版も見始めたのですが、戦後から奇跡の復興を遂げた日本の
高度経済成長の時代を生き抜いた官僚達を描いた作品です。
(堺雅人に佐藤浩市と、好きな俳優さんが勢揃いというのも見てる理由だけど(☆゚∀゚)・・・・)
実際にその時代の日本を支えてきた人達をモデルとした作品で、もちろんドラマなのでドラマチックに
仕上げられているというのは言うまでもないのですが、自動車も家電もすべてがまだ今の時代からは
想像もできないほど初期段階だったところから、今では、やれiPhoneだ、 ecoカーだ、液晶TV、3D・・・・技術革新のすごさを改めて実感します。
こういうものは、時代と共に人々がどんどん新しいものを求めて、よりすばらしいものを創りだしたいと切望した
結果から生みだされたものであるのは間違いないと思います。
一方で、ドラマを見ていて感じたのは、この頃から変えてはいけないもの、私達が守っていくべきだったものとは
なんだったのか・・・・ということです。
無論、ご想像頂ける通り、並々ならぬ苦労や時代が故に阻まれる国の圧力と闘いながら・・・という
熱い系の展開なのですが、(毎回、主演の佐藤浩市の演技に、かぁー!!!って感じです)
なんかこういうのって、いつの時代もあったんだなーと思ってしまいます。
例えば、便利になる一方で物を大切にすることを忘れがちになったり、すぐに文明の利器に頼って自分の頭を使わなくなってしまったり、よりスマートに生きることがかっこいいとされ、できるだけ泥臭いことはせずに成功したいと思う人が増え、人とぶつかるのが怖いからバーチャルな世界でしか本音を出せなくなってしまう。
いろんなことができるようになって、便利になって、豊かになり、その代償として守っていかなければならないものが
どんどん風化していってしまっている世の中であるのもまた、事実であると感じています。
カナダに来て1年、外から母国を見て、いろんな国から来た人達と関わって、異国の地で生活していく中だからこそ、ますますリアルにそんなことが感じられるようになりました。
もっとフォーカスしてみると、自分自身の生き方についても考えることが多くあります。
いろんなことを学び、いろんな人と出会い、いろんな経験をしてきたことで、1日1日確かに自分は変わってきていると思うけれど、自分の中で変わらず守っていきたいものって何なのか。
もちろん人それぞれだと思うのですが、たまにはそういうことをじっくり考えながら見つめなおすことも
必要なんじゃないでしょうか。
最近は、大切なお友達方の出産ラッシュでもあるので、現実、自分は全く蚊帳の外ではありますが、勝手に自分の子供ちゃんがいたら、こんなことをちゃんと教えてあげたいなとか、背中を見せてやれるおかんになるぞーとか
今から勝手に考えてます。(フライングもいいとこです)
カナダのゆったりとした時間の流れの中で自己について考える時間はすごく有意義です。
20代はずーっと全力疾走で来たから(笑) 時々周りの景色を見るのも忘れてしまいました。
もちろん、今もなお走るのはやめませんが、20代最後の1年は走ってきたこれまでの道も含め、
今走っている道、これから走っていく道、すべてにおいて周りの景色をしっかり目に焼き付けておけるように
したいと思っています。
たぶん、私の変わらず守っていきたいものは、あれだなー。あれですね☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
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