こんにちは。今日のテーマは。『JAL再生』についてです。
仕事柄、航空券の値段の変動などには結構敏感に反応してしまうようになりました。
出来れば日本からカナダに来て頂く学生さんにも、できるだけ格安で、長旅でも快適に、そして何より
安全・安心して渡航してもらわないと困るからですね
さてさて、先日9月19日、日本航空(JAL)が東京証券取引に、再上場しました。
2010年に会社更生法を申請してから約2年と少し、この再生のスピードにビックリしてるのは
私だけでしょうか
まず、最初に、私にとってJALのような大企業の中の代表と言ってもいいような企業が事実上の
倒産に追い込まれたという事態だけで、もう本当に当時は驚きました。
当時は前職の営業職として働いていましたが、どのお客さんのところへ訪問してもその話題で持ちきりできした。
これは日本は大変なことになってるんだと・・・とまで思ったのも記憶に新しいです
それからすぐに、京セラの創業者であり現名誉会長の稲盛氏が、JAL再出発の舵取りを担ったわけですが、
注目すべきなのは、ここでの新体制への改革の中身です。
ニュースでは、JALの経営不振から会社更生法申請までの落ちていく姿ばかりがクローズアップされていたし、
早々に社員への寸志であろうボーナスが出たと報道されれば、こんな状況で、税金使って再生させてるのに
ボーナスなんてまだ早いだろうと批難も多々ありました(゚皿゚メ)
まぁ、それまでのJALという企業の組織体制を踏まえて考えれば、たしかに国民の不満の矛先がそこに向かうのは仕方ないのかなーとも思うんですが・・・。。。。
財政再建の為に、稲盛氏が掲げた、「アメーバ経営」と「フィロソフィ」。
いろいろと成功要因はあると思いますが、私が考えるJAL再建のポイントをあげるとすれば、
1・現状把握
2・幹部、社員の意識改革
3・予算・数字管理の徹底
この3つが大きいと感じています。
ここでは詳しくはふれませんが、稲盛氏の改革があったかこそ、驚異的なスピードでのJAL再生があり、
これまで殿様営業と言っても過言ではなかったJALの体制が変わった、そして一社員、幹部関係なく
JALで働く人たちが、再建のために一丸となって動き出したことが何より大きいように思います。
一度かかってしまった大企業病を克服して治すのは、大企業であればあるほど難しいものだと思います。
だからこそ、今回の再上場というニュースに、私自身も日本を離れていながらとても驚いたし、
すごいな!稲盛氏!JALの社員さんたち!!というような素直な感情を持ちました
同じように日本国家の財政再建も、このJAL再生の事例に学ぶ必要があるんだろうなとつくづく思います。
それから、今の自分の会社に置き換えても、少人数制の企業であるゆえ、あまり参考にならないのでは?と
思いがちですが、実は少数精鋭の企業だからこそ、上記の3つの点を正確に続けていくことが重要なんだと
思います。
まずは、自分ができることから一歩ずつ。そういう会社づくりを担う一員になりたいですね。
☆稲盛氏が出演のカンブリア宮殿☆是非ご視聴下さい~。
http://www.youtube.com/watch?v=_V0ewlVQSp0
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