毎年、5月末の週末には、
バンクーバーから1時間ほど離れたクローバーデールの町で
ロデオ大会がある。
ロデオと言うと、アメリカだけで行われているように思われがちだけど、
7月に行われるカルガリーのスタンピードロデオは有名だし、
クローバーデールのロデオもアメリカとカナダのトップライダーが集まってくる。
始めてロデオを目の前で見たときは、
「これは日本人にとってはまったく異質なスポーツだな!!」って感じざるを得なかった。
まず、ライダー達だが、ファッションでカウボーイ姿をしているのじゃない。
いつもは牧場で働き、そのかたわらロデオで賞金を稼いでいる人たちで、
映画でみるカウボーイ生活を今も続けているツワモノなのだ。
出場するカウガールも同様で、都会育ちのお坊ちゃんなんて
相手にもしてもらえない感じだ。
そんなツワモノたちが、荒れ狂った馬や雄牛を乗りこなしたり、
跳ね上がって落馬したり、時には牛の角にかかったり・・・・
もちろん、危険このうえないスポーツなのでみんな真剣そのものだ。
ちなみに、ロデオになくてはならないのがクラウン(道化)だが、
ロデオのクラウンは、怒り狂った雄牛の注意を選手からそらせて、
選手を守る重要な役目を果たしている。
雄牛のすぐそばに立って誘導するのだから、
命がけの仕事で危険なことはこの上ない。
そこで、クラウンになる人は運動神経が抜群で、
引退したプロのスポーツ選手などもいるらしい。
クラウンの動きのも注意を払ってみるとロデオが一層楽しく見れるだろう。
赤丸天
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