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日本人駐在員が嫌うお土産
お土産話で 思い出した。
どうしても 言いたかったことがある。
日本人駐在員が 持ってきてほしくない お土産についてだ。
いただいたものに文句を言うなんて 失礼なのは 重々承知している。
しかし いつか誰かが 声を大にして言うべき、と思い続けてきたので
この場を借りて 思い切って 言わせていただく。
海外の日本人が辟易としているもの、それは・・・・
佃煮 & 日本茶
だいたい 佃煮なんて
いろいろ詰め合わせて 数種類ご用意しました、と言われても
どれも これも 茶色でドロドロしていて
何を煮ようが 結局 同じ ”佃煮味” である。
こんなもの 大箱で渡されても 一体 何年かかって食べろと言うのか?
いったい 現代の日本の食卓で どのくらいの人が
佃煮がないと ご飯が進まないと思っているのだろう?
佃煮は たまに少し食べるからおいしいのであって
あんな味の濃いもの、そうそう大量に食べられるものではない。
これは わたしが個人的に 佃煮が嫌いだから言っているのではない。
ニューヨークにいる駐在員の妻たちが集まると 必ず
「なんで 日本の人って 佃煮をお土産にもってくるのかしら?」と
愚痴りあい、「ねぇ お宅のご主人 食べない?」と お互いに
押し付け合っているのである。
それも かれこれ 30年前から!!!
だいたい 「また佃煮か」、と落胆しつつも ありがたくいただき
「おいしかったです」なんて言うから
こんな 役に立たない上に 誰も喜ばないお土産が
日本人駐在員へのお土産 ベスト5 に入ってしまっているのだ。
こうした礼儀正しさは 日本人の奥ゆかしさゆえだと思うが
そろそろ 後世のためにも 本音を伝えてもいいのではないだろうか?
誰も 佃煮を そこまで 懐かしがっていないと!
みんな また佃煮だよ、と ゲンナリしていると!
わたしなど 箱ごと 捨ててしまったよと!
だいたい 海外にお住いの方だから
「 保存がきくものをあげたい 」という発想が 根本的に間違っている。
何年も持つようなものをもってこられても 日本からの出張者は
年間 何十人もやってくる。
そのたびに 佃煮を補充されたのでは たまらない。
アメリカに到着した時点で すでに腐っていたり 溶けているのでは困るが
お土産が 何年も持つような保存食で ある必要はない。
もらってすぐ なつかしい日本の味が 味わえればいいのである。
例えば ニューヨークの駐妻たちの間で好評だったのは
クッキーや焼き菓子など デパートの地下に売っているような
洋菓子の詰め合わせセットが ダントツだった。
アメリカのクッキーや ケーキは大味で 日本のとは違うので。
カステラや ゼリー、水ようかんなど
お中元セットのようなものも 喜ばれた。
男性陣には レトルトの「高級料亭の味」おかずセットや、
ナマ風味のふりかけなど
こちらではなかなか手に入らない グルメなもの、
人気ラーメン店の味を再現したインスタントラーメンなどが ウケていた。
また 日本でも話題の新商品、
例えば 一時ブームだった「食べるラー油」のような流行ものの食べ物も
すごく 喜ばれる。
NYあたりでは 基本的な 日本の食材は手に入る。
それに みんな1年に一回ぐらいは 日本に帰国して
いろいろ買いだめている。
それでも 食べ物は 一度にたくさん持って帰れないし
モノによっては 保存がきかない。
だからこそ 出張者に ちょくちょく‘おいしいもの’を持ってきてもらえると うれしいのだ。
それから 日本茶。
アラフォー世代以下で 一日中 緑茶を飲んでいる人っているのだろうか?
私は 圧倒的に コーヒーか紅茶。
日本人のお客さん(友人や親せき)などの中にも
示し合わせたように 緑茶を何袋も持ってくる人がいるが
これを差し出された瞬間
「あー 何でもいいから 日本茶でも渡しておくか、ということね」と
こちらに対する 気持ちの度合いまで 勘ぐりたくなる。
ビジネスシーンでは 「できない男」と思われても仕方がないぐらいの
ダメダメお土産だろう。
そのかわり 紅茶は 大人気だ。
なぜなら アメリカでは コーヒー豆はいくらでも手に入るが
紅茶「葉」が手に入らないから。 店で売っているものは 全てティーバック方式になっているので 「葉」から煮出す おいしい紅茶が飲めない。
だから 日本からのお土産で アールグレイやオレンジペコの紅茶を頂いたときは すごくうれしかったし 助かった。
だって 朝は やっぱり ミルクたっぷりの紅茶で 始めたいですもの。
食べ物だから 好き嫌いの好みはあるので これがいい!とは 一概に言えないけれど とにかく 共通して言えるのは・・・・
お土産は 佃煮と日本茶以外で お願いしますっ!
今日のこの記事UPをもって 悪しき 佃煮大量輸出の伝統が
22世紀までに途絶えることを 切に望む。
佃煮に罪はないんだけどね
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