少し前のこのブログの話題に「塩麹(しおこうじ)」のことが出ていました。
塩麹という調味料、あっという間にブームになりましたね。
昨晩見た「ソロモン流」(テレビ東京)という番組にもまた、「旨塩麹(うましお
こうじ)」という、通常の塩麹にひと工夫加えた天然の調味料や、野菜の皮
やつるなど、普段そぎ落としてしまう部分も極力省かず、食材の丸ごと
いただくことを旨とする「ホールフード(Whole Food)」という調理法を実践する
「タカコ・ナカムラ」さんという料理研究家が登場しました。
この写真は多分「和風ラタトュイユ」。番組で紹介された「塩麹ラタトュイユ」では
トマトやナス、ごぼうが皮つきのまま入って、初夏らしいレシピでした。
巷で脚光を浴びつつ、自らの可能性に磨きをかけながら、一本の道を
ただ突き進む人々を'賢人’として紹介するこの番組は、通常ほとんど
テレビを見ない私ですが、日曜の晩、貯まった衣服にアイロンなどをかけ
つつ、リラックスしながら見る数少ない番組です。
昨日の'塩麹賢人’もまた、「料理を人に作ってあげるのが好きで、そうで
なくても料理が大好きで、むしろそれしか出来ない」と謙遜する、一本筋の
通った気鋭のひとでした。
その彼女が、自分の生き方を尋ねられて引用した言葉は、革命的な幕末
藩士で、歌人としてもすぐれていたという高杉晋作の
「面白きこともなき世を面白く 住みなすものは心なりけり」
という辞世の句でした。
人生には山あり、谷あり、平坦すぎる道もあり、ただ、それを面白いとするか
否かは本人の心次第、と解釈されるこの言葉。
そういえば、最近Yくんが高杉晋作のファンだということを知ったばかりでした。
「彼はこの句を知っているかな・・・、でも帰国子女の彼には歌に込められた
意味が分かるかしら・・・。」
明日から仕事という日の夜はついつい生徒のことが頭に浮かびます。
生徒たちはどうでしょう。翌日からの学習について考えるのでしょうか。
私たちもそうですが、生徒もまた週末にしっかりリラックスして、新しい
1週間への英気を養ってほしいです。