映画を観ると、撮影した場所の「空気」を感じることがある。
独りよがりな感覚でしかないけど、
例えば、ロサンジェルスで撮ったものだと、
あの町特有の、暖かく、ちょっと甘いにおいの空気が
画面から漂ってくるようだ。
ハワイの画像からは、ロスよりももっと温度や湿度が高く、
新鮮で澄んだ空気が風にのって流れてくる感じ。
ロシアには行ったことはないけれど、それでもロシアの画像からは、
青みがかってちょっと冷たい空気が流れてくるようだ。
バンクーバーで撮った画像はどうかというと、においがなく、澄んでいて、透明な感じだ。
雨が多く、その雨がいつも空気の汚れを洗い流しているからだろうか・・・・
バンクーバーでは、よどんだ空気を体験することがまずない。
ところで、空気に「においがない」、って言うのは、ちょっと寂しくもある。
例えば、ふるさとに帰って、
「あ~、これがふるさとのにおいだった」なんて感じるとき、
なんとなく幸せな気分にさせられるけど、
「においのない透明感」にはそれがない。
でも、どこかに行ってバンクーバーに帰ってくるたびに、
肩の荷が全部取れたような開放感があってホッとするのは、
ボクだけではないように思うけど、どうだろうか・・・・
バンクーバーは適度に都会で、適度に田舎で、
自然が豊かで、食べものもおいしく、
住むにはとってもいいところだ。
赤丸天
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