「丁寧」に相手に接したいと思う気持ちで英語を話すと、
逆に相手に違和感を感じさせてしまう場合がある。
例えば・・・・・
Mr や Mrs (Ms) を付けて相手の名前を呼ぶことだ。
英語社会では、特別な理由がない限り、
敬称つきで相手を呼ぶことはない。
なぜかというと、英語社会では、
「人間はみな平等」という考え方が基本になっているから。
そこで、敬称抜きで呼び合うことで、共通感を作っているのだ。
これは、先輩と後輩や、雇用者と従業員の間でも同じことで、
公の席で相手を紹介するときなどに敬称をつけることはあっても、
プライベートの会話で敬称を付けて話すことはない。
だから、普通の会話で敬称を付けて相手を呼ぶのは、
「意図的」に自分との間に距離を置きたいときに限られている。
英語が上手くなりたいのはみんな同じだけど、
ただ、会話力をつけるだけで、
英語社会の人間関係の基本を知っていないと「変な英語」になってしまう。
特に、上級者が基本的なミスをおかすと、
相手は言葉のミスとは受け取ってくれず、その人の性質だと思われるので、
上級者になればなるほど、
英語のソーシャルスキルを学ぶことが大切だ。
赤丸天
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