先日久しぶりに父からメールが来た
簡単に説明すると「宇宙に仲間はいるのか」というテーマのシンポジウムへの
お誘いである。
といっても決して私の父はUFOについて興味があるわけではない。
これは自然科学研究機構という全国の国公私立大学の共同利用機関が研究成果を
発表する場で、申し込みさえすればだれでもが無料でその研究発表を聞きに行く
ことができる。
http://www.nins.jp/public_information/symposium12.html
仕事を引退した父は地域の歴史研究や興味ある事柄を調べては、衰えを知らぬ
知的好奇心をさらに膨らませている。
今回声がかかったのは、中2の長男が去年、一見面白そうなテーマにつられて
参加し、実はかなり専門的な難しい話だったが、なんだか面白かった、と感想
をもらしたからだ。
もう行かない、というかと思ったが、意外にもサッカーの試合さえ入らなければ
いく、という前向きな返事だった。
私も去年参加して、正直理解が難しいところがあったが、このおかげで、
素粒子という言葉が、それまではイメージを伴わないものだったが、おぼろげ
ながらイメージを持つことができたり、加速器というものがなにをしようと
しているのか、ということが全体像として理解できたり、今までバラバラで
あった知識がつながるような感じがした。
サイエンスワークショップでも最近の話題は宇宙である。生徒たちも宇宙が
なんなのか、というその謎の多いテーマに興味を持ち始めた様子だ。
多くの偶然が重なり合って地球上に人間として存在していることの不思議。
同じ偶然が、しかし、他のどこかで起きていない、とは言い切れない。
「宇宙に仲間はいるのか」是非また話を聞いてきたいと思う。
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今お話した素粒子、ということの理解を深めるには
エレガントな宇宙(3回シリーズ)
http://www.youtube.com/watch?v=D7BevismUQ4
がお勧めである。
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