今年もおせち料理の材料をF店で買う。
一年365日、自分の家で和食らしいものを食べることはあっても、
日々の生活はカナダ風になっている。
でも、新年を迎えるときだけは日本風にしたい。
とはいっても、本格的なおせち料理などできないので、
母が作っていたおせち料理の一部を家族で見よう見真似で作るだけ。
おとそは買わないので、代わりに白ワイン。
杯にワインを少しついでみんなで回して飲む。
そんなおせち料理でも、やはりあるのとないのでは気分が違って、
家族でテーブルにつくと、ホンワカとした気持ちになる。
「元旦」というだけで、外の景色もなんとなく普段とちがって、
新鮮で、華やいだように見える。
本来は、主婦が正月の三日間は手を休めることができるようにと、
たくさん作ったのがおせち料理だと聞いたので、
それを真似てたくさん用意するのだけれど、
朝食べて、昼食べて、夕食の後でまた食べてしまうので、
大半のおせち料理が元旦でなくなってしまう。
毎年最後まで残っているのはあまり人気がない黒豆、キントン、小魚など・・・・。
こうした残り物もすっかりなくなるころのは
正月ムードが一切なくなっている。
赤丸天
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