わかる→いえるようになる。
言語学習となると、最初のステップは言語を「わかる・理解する」で、
次のステップは「自分で言えるようになる」が普通の順だと思っていました。
でも場合によってはこの逆の順が効果的な学習につながる、こともある。
こんな一例:
私の教えている生徒さんで発音重視で練習している方がいらっしゃるのですが、
とりあえず細かい内容はさておき、
きれいに読めるようにすることを目標として
最初はとにかく発音だけを重視して音読練習。
何度何度も同じ部分を繰り返して読んでもらっては、発音の矯正を指導。
数10回繰り返し読みをしおえたぐらいで
だいたい読めてくるようになってくるのだけれど
それでも、どうしても読みにくい部分がやっぱりある。
そのだいたいがわからない単語だったり
文法ではっきりしない部分に落ち着いてくる。
ここはこういう意味ですよ、と初めて細かいところの確認をすると
へぇ~!違うイメージでした~
イメージをはっきりさせたところで引き続き発音の練習。
内容がわかりながら読めるので発音・抑揚にも効果を発揮・・。
必ずしも、全文の細かい理解から入らなくても、いいときもある。
とりあえず声に出して読んで、
自分の中にかみ砕きながら入れてから、
その内容の理解を深める。
とりあえず言えるように練習→わかる
そんな順番があってる人も中には結構いるかもしれないな、
と思う今日この頃でした。
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