バンクーバーのグレッグ・ロバートソン市長は、
環境保全を優先するグリーンシティつくりがモットーで、
ダウンタウンの主要道路に自転車専用道を作った。
これがかなり不人気で、
市長の再選が危ぶまれている。
ドライバーの立場からすれば、3斜線のうち1斜線が自転車にとられ、
朝晩の交通ラッシュが倍増したのだからたまらない。
加えて、自転車道を利用しているサイクリストはまばらで、
ラッシュ時間でも混んでいる様子はない。
自転車道を作った理由はサイクリストの安全を図るだけではなく、
運転をやめて自転車に切り替えることを推奨することだったが、
今のところ、完全に不成功に終わっている。
バンクーバー市民は環境保全に熱心で、
自動車に代わる交通機関に予算を割くことには賛成なのだが、
かといって、
率先して「自動車から自転車に換えるまではいかない」ということなのだろう。
反対派が市長に取って代わったら、
自動車道をなくして元通りにするのに、またまた予算を使うことになる。
やれやれ・・・・・。
赤丸天
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