3月13日、エジプトを舞台にしたベルディ作曲のオペラ『AIDA』を見に行きました。この日も朝から私はEメールとCNN,BBC,RUSSIA TODAYを代わる代わる見ながら過していました。BBCでは避難場所になっている体育館で若いお母さんが会えなくなってしまった子供を捜していました。「子供を捜しています。私は子供が津波に流されるのを見ました」同時通訳が母親の言葉をこのように訳していました。同じ年頃の子供を持つ母親として、胸が引き裂かれる思いがしました。
19時半だと思っていた開演時間が19時で、放心状態のまま服を着替え髪を巻いてオペラ座へ行きました。AIDAは衣装や大道具が豪華なグランドオペラなので、普段はオペラなど見ない人たちにも大人気。会場はいつになく騒々しい気がしました。去年の12月の初旬あたりだったかな?今度のクリスマスはエジプトに家族旅行に行こうという話になり、子供たちにエジプトの雰囲気を味わってもらいたいと思って購入したAIDAのチケット。エジプトもあんなことになってしまったいま、母国で起きた地震のショックもあいまって気が重いまま舞台を見つめていました。
それでもやはり『AIDA』は素晴らしく、歌、踊り、大道具、小道具などの全てがふさいでいた私の気持ちを一瞬明るくしてくれました。私のブログも現実から一瞬だけでも逃避できるものでりたいと思っています。このブログには地震が起きる前の青森がいっぱい詰まっています。早く「懐かしいね!」と笑いながら話せる日が来ることを願っています。ちょっと気分転換になったなら、↓ポチッとお願いします。励みになります
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