ご存知の通り「カルメン」はコミカルな話ではなく情熱的な恋が題材ですが、現在フォルクスオーパで上演されているカルメンは視点を変えるとかなり滑稽です。というのも、カルメンに熱をあげるドン・ホセ役の人が、ミスター・ビーンに似てるんですよ。なんとかカルメンの愛を取り戻そうと思いの丈をぶつけるシーンでは、表情も立ち姿も何故だかミスター・ビーンにそっくり。必死になればなるほど、感情が高ぶれば高ぶるほど、ミスター・ビーンなんですよ。
「Ich lie-------be di----ch !!!!!!!!(愛----し---て----るぅ-----!!!!!)」と叫ぶときは、あまりの「lie(リ)ーーーーー」の長さとミスター・ビーンが重なって笑いがこみ上げちゃった。でも、その様子に心を揺すぶられたカルメンが近づくいていくと「どうせお前なんか!」とかナントカ言ってカルメンを突き飛ばすので、なんなのこの煮え切らない男は!と怒りがこみ上げるもののミスター・ビーンが脳裏に浮かんで、やっぱりプププッと笑っちゃう。
でもフォルクス・オーパの『カルメン』はとても素晴らしいです。オペラを芸術だと思っている人は勿論のこと、私のような凡人でも楽しめます。曲も聞いたことのある曲のオンパレードです。演出も凝っていて、最後にはカルメン、ドン・ホセことミスター・ビーン、観客が完全に一つになって拍手喝采でしたよ。
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