パパと子供達がレーマーテルメ(römertherme)の温泉プールで遊んでいる間に私はバーデン市内を一人で散策。まず目指すはべートーベンが交響曲『第9』をほぼ完成させた「ベートーベンの家」に行ってきました。ベートーベンは聴力回復の為に温泉療法を医者から勧められバーデンに来るようになったのですが、残念ながら温泉療法は聴力回復には効果が無かったそうですが、ベートーベンはこの町がとても気に入ったようです。
ベートーベンはバーデンに何度も訪れ各地に滞在したのですが、この家は1821年から23年にかけて夏の間滞在した家です。
入り口を入るとまず階段が見えます。その階段を上った2階にベートーベンが滞在していた部屋があります。
「ベートーベンの家」には部屋がいくつかあるのですが、ベートーベンが実際に借りていた部屋は受付の正面にある階段を3段上がったところにある部屋だけです。部屋の入り口にはベートーベンが着たかもしれないスタイルのコートがかけてあり、ベートーベンが生きた時代の典型的な形の旅行かばんが置いてあります。そして、ベートーベンもこのようなベットで休んだであろうベッドが置いてあり、まるで現在でも彼が住んでいるような気がしてきます。
その他の部屋には直筆の楽譜のコピーやベートーベンを経済的に支援した貴族の肖像がなどが飾られているとともに、彼らが生きた時代に流行していた典型的な家具などが配置されています。受付で貸してもらった正直な案内を読むにつれ、ベートーベンが実際に使っていたものは何もないではないか!という寂しさに襲われるのですが、最後にすごい物を見ました。それは、ベートーベンの本物の毛髪です。 音楽の教科書でお馴染みのベートーベンはフサフサとした黒髪が印象的ですが、晩年の髪はヨーロッパ人らしく所々灰色ががった薄い茶色をしていました。しかも、デスマスクを見るに、どうも晩年の彼の頭頂部は極度に髪が薄かったようです。
少し話が横道に反れました
「ベートーベンの家」は正直に言うと期待はずれでしたが、町に出ると確かにベートーベンがここに居たと感じられる雰囲気に満ち溢れています。次回は知人が訪れるたびに連れて行っていたというレストランに行ってみようと思います。↓ポチッとお願いします。励みになります
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