パパと子供達はバタバタとスキーに出かけちゃったし、神戸の母が送ってくれた和菓子でちょこっと休憩。
日本のティータイムには四季がありますなぁ
右上の急須、ちょっと見かけない急須でしょ。
これは玉露専用の急須です。一度沸騰させたお湯をぬるくなるまで冷まし、たっぷりと玉露を入れたこの急須に注ぎいれます。茶葉を沢山入れるのは茶葉が開ききらないようにするためなので、その玉露がたとえ100g5000円だったとしても節約してはなりませぬ。そして待つこと数分、渋みの奥に甘みが広がる玉露の出来上がり。茶葉の広がり具合はプロでも途中で確認するので、ふたを開けて確認すると失敗がないです。
それからもう一つポイントがあります。
・飲むためのお茶を作る直前に、さましたお湯でさっと茶葉を洗う!
最高級玉露は手作業で作るので、飲む前にさっと洗ったほうが良いそうです。が、なにせ高いお茶なので、この方法を採用するのはお茶所に生まれ育ち、玉露を煎茶のように多飲する「品質の良いお茶しか飲めない」お茶通ぐらいです。私の叔父がまさにそういう人なのですが、そういう人たちに自宅で飲む煎茶に年間どれくらい金をかけるのかを聞くと、大抵の人は50万円くらいかなぁ、と答えます。しかも、みなさん茶畑の茶葉の状態を確認した上で御贔屓のお茶屋さんから自分の「名前」で指名買いします。
さて、「お茶は贈るのが難しい」と言われており、その理由は「違いが分かる人が少ないから」だそうですが、お茶は水が違うと調味料を入れ間違えたお料理のように違う味になってしまうのも理由の一つだと思います。
今日のお茶は宇治の玉露なのですが、東京のお水で飲むなら静岡のお茶の方が美味しくいただけます。東京の水が不味いのはウン十年前のお話で、今では東京都が観光資源の目玉にするほど綺麗で美味しいですが、きっと何かが違うのでしょう。
さて、ここウィーンで作った玉露のお味はと言いますと、甘みは強め、苦味はほど良く出て美味しいのですが、何かが足りない味がします。湿度が低いのが味覚に影響しているのかもしれません。↓ポチッとお願いします。励みになります
にほんブログ村
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。