今日は元日。世界中で放送される、あのウィーンフィルのニューイヤーコンサートが開かれる日です。パソコンのメールを開くとゴンちゃんから「今、NHKでニューイヤーコンサートが放送されているのを観てます。ブログで紹介してくれたから、今までとは違った見方ができて楽しいわよ♪ゴールデンホールや女神の音響効果、イタリアからの花の寄付…。今何してる?」というメールが入っていました。コンサートが開かれているまさにその時、私はシェーンブルン宮殿のニューイヤーマルクトで凍えながらスープを飲んでいました。でも大丈夫、パパが来年のために立見席でコンサートの一部始終を学習してくれいました♪
まずは外の様子から。
ここはコンサート会場の楽友協会の前。セレブの観客がパトカーに先導されてご来場です。カメラマンもいます!
これが、今朝パパが調達したスタンディングチケット(立見席)。
立見席のプローパー価格は30ユーロですが、パパが払った金額は150ユーロ。2010年1月2日のチケット販売直後に努力してチケットを入手した人や、その他もろもろのルートで運よくチケットを手に入れた人が値段をつけて売るので高くなるのです。日本から来たという観光客は12000円で仲介人から購入したとの事でした。フロリダから来たアメリカ人の話では、もう少し楽にプロパー価格で手に入れる方法があるそうですが、こうなればもう蛇の道は蛇です。燕尾服を着たダフ屋が260ユーロの座席を600ユーロで売っていたそうですが、売れたかな?売れたでしょうね。
これが会場の中。イタリアから寄付されたお花、綺麗ですね。
なんと今年の指揮者は、フランツ・ウェルザー=メスト。昨夜の市庁舎前のDonauwalzerの指揮者。ここでちょっとオーストリア生まれの指揮者フランツ・ウェルザー=メストさんについて抜き書きます(ウィキペディアより)
リンツにおいて、肺疾患の専門医の父と国民議会議員の母のもとに生まれる。14歳で地元の音楽高校に入学。ここで作曲家バルドゥイン・シュルツァーに学ぶ。当初の志望は指揮者ではなくヴァイオリニストだった。ところが1978年11月19日、シューベルト没後150周年記念日にシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」の演奏のため会場に向かう途中、交通事故に遭遇、背骨を3ヶ所も折る重傷を負い、ヴァイオリニスト志望の断念を余儀なくされた。そして志望を指揮者に転向し、ミュンヘン音楽大学に進学、1979年のカラヤン国際指揮者コンクールでは参加者中最年少ながら、セミ・ファイナリストの一人に選ばれる。
今回パパが見た立見席の位置はここ(下の写真)。本来なら嫌なはずのカメラの真後ろでも184センチの長身を生かせば最高の位置。カメラマンが選ぶほどのベストポジションであるのは勿論、肉眼で会場全部を楽しむと同時に世界中に配信される映像も同時に楽しむことが出来るのですから、文句の付けようがありません。会場にいながらにして、指の動きまで見えるという贅沢さ! 椅子がないのが難点ですが。
普段のコンサートでは、立見席に来る人はとてもラフな格好なのでジーンズでもそれほど目立ちませんが、ニューイヤーコンサートは別。立見席でも燕尾服やスーツで来ています。パパもちゃっかりスーツで行ったと知りビックリ。大晦日に行われるリハーサルで服装をチェックしてきたそうです。とはいえ、やはり立ち見は疲れるもの。パパの隣にいた老紳士は途中からパパにもたれかかり、倒れて運び出される人も数名いたそうです。
ダンスもありました。
演奏に聞き入っていた観客も大急ぎでカメラを準備。カシャリ!
演奏後はイタリアから送られた花を持ち帰ることができるそうですよ。
今年の我が家の正月花はウィーンフィルのニューイヤーコンサートで実際に飾られていたお花となりました 家にお花があるっていいですよねぇ
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