ビジネスに求められているストリートスマート

おはようございます。

僕の人生で初めて「座談会」というものに招待していただきました。

比嘉さんという方に企画して頂いたのですが、学生さんをはじめ十数名の方が参加。

久しぶりに若者と近くで話せたんじゃないかと思います。

その座談会で驚きだったのが、たまたま沖縄に帰ってきていたボストン在住の音楽プロデューサーとの出会い。

あの有名ゲームの「Final Fantasy」などの音楽を手掛けている方です。

僕は音楽にはめっぽう疎いので、音楽の話では全くついていけなかったのですが、ビジネスの話ではかなりの盛り上がりを見せました。

特に最近、英語で「ブック・スマート」とか「アカデミック・スマート」という言い方があるそうです。

日本語にすると「机上主義の人」「学校秀才」などにあたるでしょうか。

知識はあるけれど頭でっかちで実用性に欠ける。

決められたことはソツなく着実にこなすが、未経験のことに直面すると対処できない…というタイプを指す言葉です。

社会の変化で今までのやり方が通用しなくなると、簡単に自信をなくしたり挫折しがちな面があります。

対になる語は「ストリート・スマート」。

こちらは文字通り現場対応力の優れた人を指します。

自分が身を以て体験したことを糧に、円滑な人間関係を築き上げ、実社会でたくましく生きていくことができる。

新しい問題にぶつかっても、自分を信じて積極的に立ち向かい、なんとか切り抜けていくタイプです。

世の中が変わっても、２、３回失敗してもくじけず、やがてチャンスをつかんでいく人たちです。

ストリートスマートかどうかはビジネスをしていく人にとって何よりも重要で、日本人に足りない部分でもあるという形で話が進んでいきました。

日本人にストリートスマートを持っている人が多いのか少ないのかは各々の判断に任せるとして、ビジネスを行っていくうえではストリートスマートは何よりも大切なんじゃないかと感じています。

しかも、面白いのはストリートスマートやアカデミックスマートという言葉が頻繁に使われるようになったのはリーマンショックの後。

これまでのビジネス構造が徐々に変わってきているのをこの現実からも推し量ることが出来ますね。

僕自身、ストリートスマートを持っている人間だと評していただけるよう頑張っていきたいと思います。

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