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廃止すべき日本の学校習慣(7)

 
 
 
さてこのシリーズ、7本も羅列してしまいましたが 今日も力が入ります。
 
 
 
だって やっぱり ありえないから。
 
 
 
それは・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
記名地獄。
 
 
 
 
 
何なんでしょうか? 
日本の小学校が教える 自分の持ち物に対する 恐ろしいまでの執着心は?
 
 
 
 
 
何にでも 名前 名前 名前。
 
 
 
お名前シールなんつーものが 発売された時には こりゃぁ 便利なものができたものだと 
喜んで買ったものだけど あんなもの必要な国は 日本だけ!?
 
 
 
教科書 ノートなど 誰もが同じものを持っているから 所有者を明確にというのは 
まだ わかります。
 
 
 
 
 
理解できないのは
 
 
 
えんぴつ 一本 一本に全部 記名。とか、
 
算数セットの おはじきに全部 記名。とか、
 
裁縫セットの 待ち針1本1本 全部に 記名。とか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無理だろっ!?
 
 
 
 
 
アメリカ人だったら きっと発狂して 対象のブツを踏み潰していると思うけど
几帳面な日本人は 言われたとおりに ミクロンサイズの 名前ラベルを作り
おはじきや 待ち針 ひとつ ひとつに 記名していく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しかも フルネームを ひらがなでっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しょうほうじ りゅうたろう君でさえっ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
わざわざ2行にして!!
 
 
 
 
 
算数セットや 裁縫セットなんて 毎年 該当学年が使うものだし
学校の備品として用意したら 記名の手間など いらないのではないでしょうか?
 
 
 
だいたい 待ち針1本1本に記名しろという その発想がすごいと思う。
自分がお金を出して買ったものは 針一本でも 失ってはいけないという 意気込みでしょうか。
 
 
 
 
しかし 大人になったらわかると思うけど どんなに名前を書いても 大事に管理していても
無くなるものは 無くなる。 諸行無常とは そういうこと。 (ホンマか?)
 
 
 
 
それに 記名するということと 物を大切にするということは 全く関係がない。
自分のものでなくても 大切にしないといけないものはあるのだから。
 
 
 
モノに名前を書くというのは 人に自分の所有物を管理してもらおうという発想から来るものであり 
名前を書こうが書くまいが 自分のものは 自分で管理しなければいけないということを 
子供たちはいずれ 理解すると思う。
 
 
 
それに どんなに名前書いても 人のものをとっちゃう 悪い人もいるんだもの。
 
 
 
 
しかし 日本の記名地獄は 持ち物だけでは すまなかった。
 
 
 
 
 
日本の学校という所は わたしたちのかわいい子供たちにまで 名札というラベルをつけたがる。
 
 
 
 
うちの息子は1年生ということもあり 毎朝学校に行くと赤いチューリップの名札をつけなくてはならない。
2学期である現在も続いているということは 1年間続ける気が 満々なのでしょう。
途中で転校してきた息子ですら クラス全員の名前を もう覚えたと言っていたというのに。
 
 
 
しかも 名札は 紛失防止のために 帰る前には 取り外さないといけないことになっているそうで、 
うっかり 洋服につけたまま帰宅しようものなら 担任の先生に えらく叱られるらしいのです。
 
 
 
何のために こんな心的負担をかけさせてまで 名札つけの慣習を続けなければならないのでしょうか?  
本当に不思議です。
 
 
 
もし クラスの子供たちの名前を 先生が覚えられていないとしたら それは教師の怠慢ですし、
ほかの学年の子供たちのためならば 名前と言うのは盗み見るものではなく その子自身に聞き、
お互いに自己紹介しあって 知り合うのが 社会のルールです。
こういうマナーこそ 子供たちには 早くから 実践してほしいですよね。
 
 
 
しかし 学校というところは 名札とは 命を救うものだとまで 言います。
 
 
 
 
だから 巨大な名札を 体の前と後ろ、それに 頭にまで つけろと言います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
水泳の巨大名札です。
 
 
 
 
 
もちろん アメリカでは 15センチ×20センチの名札を 縫い付けてこいなんて言われたことはありません。 そんな人を見たこともありません。 スポーツで 試合の時に ゼッケンをつけることはあっても 人の体に 大きく名前を書いて 縫いつけるなんて 人権を無視した発想は ないと思います。
 
 
 
私も 日本の学生時代の水泳訓練では 命に関わるからと とにかく巨大な名札を あちこちに着けさせられていました。 残りの水着の面積より 名札の方が大きかったと思います。
 
 
 
 
全身名前です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
人間表札のようなもんです。
 
 
 
 
 
しかし、ですね。
 
 
 
スクール水着なんて馬鹿げたもので みんなに同じ格好をさせるから 
名札なんてものをつけて 識別しなくちゃいけないような気がするだけです。
それに おぼれた子供を助ける前に 名札を見る余裕なんて ないと思うんですよね。
助け上げた時に 名前がわからないと困るというのなら 
一体 日ごろの 教師と生徒との関係は どうなっているんでしょう。
少なくとも 全身大の名札である必要はないはずです。
 
 
 
 
 
名札は 一人の教師に対し 多すぎる生徒数を管理しなければならないために 
学校側が便宜上 強制している 理不尽な制度です。
 
 
 
 
記名を徹底するよりも 
一人一人の顔と名前が一致する ゆとりある定員配分と
子供たちそれぞれの 個性を重んじる教育環境であってほしいと思います。
 
 
 
 
 
 
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