おはようございます。
新年1発目の兵法三十六計です。
先日からアフリカ入りをしています。
今後アフリカについての記事もどんどんアップしていこうと思いますので、よろしくお願いします。
本日は、シリーズ化している兵法三十六計です。
36パターンあるうちの29番目です。
まさか、2012年にまでこのテーマがずれ込むとは思っていませんでした。。。
中国古典:兵法三十六計をまとめてみたい方はこちらをどうぞ。
中国古典:兵法三十六計
では、今日のテーマは「樹上開花」(樹上に花を開す)
原文は以下です。
借局布勢(手段を尽して、勢いを増やす)
力小勢大(力は小さくとも、勢いは大きい)
鴻漸于逵(雁が空を飛ぶ時)
其羽可用為儀也(羽を広げる如し)
これは、以下の故事からの知恵です。
紀元前3世紀、燕の大軍に包囲された斉の田単は、斉が兵力に劣ることを補うため、当時の民衆の宗教心を利用することにしました。
まず、斉の民に、毎日定刻に餌をまいて鳥を招き寄せるよう命じました。
鳥の大群が毎日斉に集まるのを見て燕軍は、天意が斉にあるかと疑いました。
次に、燕の捕虜に密かに命じて斉の墓地を暴かせました。
これで人々は怨霊を恐れました。
仕上げには、1000頭あまりの牛を極彩色に塗装した上で、その尾にたいまつを縛りつけて敵陣に突進させ、(亡霊のように)派手に仮装した5千の兵を牛の後に従わせて夜襲を行い、燕を敗走させたそうです。
これを大まかに解説すると、戦いの最中には、こちらの兵力が劣勢になる事はしばしば起こります。
この策は他軍の力を借りたり、囮部隊を利用して自軍を大兵力に見せたてて、相手を威圧する戦法です。
その間に兵力を整えたり、撤退したりします。
ハッタリをかませて時間稼ぎをするという事ですね。
それでは明日、この「樹上開花」を応用した例をご紹介しますのでお楽しみに!
それぞれの貴重な情報を完全無料・期間限定で公開中!!
他では絶対得れない情報なのでこの機会にぜひ!
海外赴任時に必要な予防接種や健康診断が可能な全国のクリニックを紹介しております。