大学生のとき、家庭教師を数件持って生活費や学費のたしにしていました。高校受験の勉強のせいでしょうか、生徒にきかれた問題で解けないものは全くありませんでしたね。
毎回夕食がでるのも助かりました。その頃月謝は5,000円くらい。毎月決まった日に月謝をもらいます。労基法には賃金の支払いについて「一定期日払いの原則」というのがあります。「今日は謝礼がもらえるな、、、」と張り切ったものです。生徒の成績があがると暮れにボーナスのようなものがでました。今でいう出来高払いのようなものですね。
昔は賃銀という言葉も使われていました。銀で支払ったなごりでしょう。紙も少ない時代でしょうし、銀貨は偽造することも難しかったはずです。銀貨にしろ紙幣にせよ、働くことで賃金を貰えるのは、権利とはいえ幸せな気持ちになりますが、、多くの人、特に若者は、今働き口探しで難儀しています。働きたくても働けないのは、やりきれないことです。