囲碁のルールの一つにコウ(劫)があります。お互いが交互に相手の石を取り、無限に続く形です。一方がコウの一子を取った場合、もう一方は他の部分に一手打ち、相手がそれに受けたときに限り、コウの一子を取り返すことができます。同じ形を繰り返すことはできません。
他の部分に打って相手に受けさせることを「コウダテ」または「コウ材」といいます。相手のコウダテに受けず、「コウを解消する」こともあります。これは「コウに勝つ」ということになります。コウ材が沢山あるほうが有利なのです。上手はコウ材をあちこちに用意します。
ちなみに「劫」という語はウイキペディアによりますと、仏教における非常に長い時間を指すようです。