大事な石は逃げなければなりません。例えば、石と石を繋いでいるのは大切な石です。この石を「タネ石」といいます。タネ石をとられると勝機は少なくなります。
中盤以降になると、将来見込みのない石が必ずでてきます。そのような石はカス石です。カス石に拘泥しないで、早めに捨てて打つのがよいのです。むしろ相手にそうした石をとらせることが賢明なのです。カス石は時に捨石としてその役割を果たします。役割をいつまで果たすかということが、タネ石とカス石の違いといえます。
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