英国ロイヤルバレエ団による映画「ピーターラビットと仲間たち」(イギリス/1971年収録)。
皆さんはこの楽しいバレエ映画をご存じですか?
世界的振付家、フレデリック・アシュトンの振り付けのもと、英国ロイヤルバレエのトップダンサー達がビアトリクス・ポターの名作「ピーターラビットと仲間たち」の世界を素晴らしいバレエで演じます。出演者はすべて動物の着ぐるみ姿・・・「英国バレエの神」と称されるあのアシュトンまで「はりねずみのティギーおばさん」の着ぐるみを着て踊っているのですよ!!
本場イギリスでは子供よりむしろ大人たちが熱中しているというこのバレエは劇場公演のチケットも毎回sold out!ちなみに熊川哲也さんは英国ロイヤルバレエ時代には、カエルの着ぐるみ姿でジェレミー・フィッシャーを踊っていました。特大ジャンプと複雑なステップの連続技で、観客を驚かせていたそうです(観たかった!)。
先月予定されていた、Kバレエカンパニー公演「ピーターラビットと仲間たち」では英国ロイヤルバレエの衣装そのままに上演するということでとても楽しみにしていたのですが、震災の影響で一部中止となってしまいました・・・というわけでこのバレエ映画のDVDを観ているのですが、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような美しいイギリスの田園風景と楽しい動物たちのバレエは愛らしくコミカルで、震災の不安な気持ちを少しの間忘れさせてくれます。
無事公演となった神戸の劇場のロビーでは、動物の着ぐるみを着たダンサーたちが、東日本大震災の赤十字義援金活動をしていたそうです。熊川哲也さんも個人として1000万円を寄付されたそうですが、海外でもチャリティーバレエ公演が開催されるなど、日本に向けた援助の輪が世界中の芸術家の間で広がっているようです。
被災された方々にも一日も早く安らぎが訪れ、芸術の楽しみを共有出来る日が戻ることを願ってやみません。
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