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Dix Mountain 二日目

朝に弱いメンバーが一名いるため、準備が遅れ、キャンプサイトを出発したのは朝11時。

以下、地図を添付。

Traverse_Dix_2

キャンプサイトの位置は、

Slide Brookと呼ばれる川が南の方にあると思うが、その川と北に進んでいる登山道(青線)の交点近くのShelter(別名lean-to)と書かれている箇所。そこにテント10張り分くらいのテント場がある。

北に向かって平坦な登山道(木に付けられた赤印をフォロー)を進むこと50分、Lillian Brookに到着。こちらにもShelterとキャンプサイトがある。
 
GEDC0741

引き続き北へ進む。途中、左手に大きな池、Dix Pondが見えてくる。

池が近いせいか蚊が多い気がする。ちなみに、あまり泳ぐには適している池とは思えない。

次の地図へ。

Traverse_ Dix_3

 Dix Pondを過ぎ、数分歩くと、道が北方向と東方向の二股に分かれる。

上の地図には薄くしか書いていないが、Dix. Mt.の頂上近くにあるThe Bechhornという箇所から、南西方向に登山道があり、この道が二股の東方向の道となる。

今回はその道を下山道として使うことにし、登山道に北方向の道を使うことにした。

北に進み始め、次第に登りがきつくなってくる。登山道は非常に分かりやすく、木に付けられた赤印をフォローすることで道に迷うことはほぼない。

全員、大汗をかきながら歩くこと2時間半。

まず左手に絶壁が見え、その後右手に大きな岩が見えてくる。

その右手の大きな岩を巻くように登ると、視界が開け、Hunters Passに到着。

北に進んでいた道は、ここから南東方向に変わる。

そこからさらに登りが急になる。両手を使わないととても登れない大きな岩がごろごろ出てくる。

結構危険な箇所も多い。小さな子供を連れて行くのはお勧めできない。

さらに20分ほど進むと、分岐点に到着(地図にはTrailと書かれている)。

引き続き南東の道を取るが(進行方向、右の道)、赤印は終了し、ここからは青印をフォローする。

メンバーの一人がここでダウン。慎重に進まないと危ない足場も多いため、体力面のみならず、精神面でも相当疲労が溜まっているのだろう。

呼吸を整え、さらに15分ほど進むと、視界がパッと開け、Dix Mt.山頂に到着。現在15時半。


天気に恵まれ、素晴らしい景色が見られた。


パノラマ写真。汗でぐっしょりになった服を木にかけて乾かしている。
GEDC0759


視界良好。
IMG_1379

この地域は、他にもいくつかの山が連なっているが、明瞭な登山道はなく、かなりの上級者向けコースとなっている。全部の山頂を制覇するには、さらにここから7~10時間は必要と思われる。

メンバーはくたくたということもあり、僕らは一番高い山頂Dix. Mt.を制覇しただけで十分満足。

IMG_1387


さて、のんびりしていると、20時の日没までにキャンプサイトに戻れなくなる。

16時山頂出発。 

稜線上を南東に歩くこと10分、The Beckhornより南西方向の道に入る。ここで青印は終了し、今度は黄印をフォローする。
所々の岩に黄色のペンキが付けられているので迷うことはない。

ここからの下山道ははかなり歩きにくい道となる。巨大な岩がゴロゴロしていて、両手・お尻を付いて慎重に下りていかないといけない。

決して登山道として上級者コースとは言わないが、体の小さな子供にとっては一つ一つの岩が大きすぎて、手や足を置くべき場所に届かないと思われ、非常に危険。

キャンプサイトまでは4マイル程度だが、この巨大な岩道のせいで10m進むだけでもやっとこさであり、かつ地形図を見てもあまり変化のない道のため到着時刻が読みにくい。

かなり急な下りが何時間も続く。登りで体力を使い切ってしまった友達夫婦はかなりつらそう。

ふと見ると、旦那の方が下山の疲れからか立っているだけで足がガクガク震えている。膝が元々悪いと聞いているので心配だ。

何か起きたら、彼の100キロ近い巨体を僕が担いで行かないといけない。先日彼をおんぶしてみたが、50m進むのがやっとこさ。山道で担いで行くのは不可能に近い。

また、奥さんの方はこちらも相当疲労困憊にも関わらず、昨日に引き続き熊が出ると強く信じているため、歌を歌うなど常に声を張り上げ続けている。(熊は人間の話し声がすると近寄ってこない)

ついには

「お前もなんか歌え」

と強制される始末。

昨日から「熊は出ないよ」と何回言っても認めない彼ら。

静かな自然を楽しみたいのでいい加減少し黙って歩いてくれという皮肉を込め、「眠くなるよ」と前置きした上で、大声で般若心経を5分ほど唱えてあげた。

山道を歩きながらお経を唱えるなど、世界中どこを探しても山伏しかやらないものであり、白けるかと思いきや、これになぜか奥さん感服(笑)

まぁ西洋人にとってはお経は新鮮な響きがするのでしょう。

そんなよく分からないことをしている間に、なんとかDix Pond近くの分岐点に到着。19時。

ここからは一度通った道であり、かつ平坦なので安心。 

20時にSlide Brookのテント場に到着。

木を拾ってきてキャンプファイヤーの準備。米を炊いて、夕食を済ませる。

またまた夫婦の異常なほどの熊対策に付き合わされた後、就寝。

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ブログ紹介

八方ふさがり

http://blog.livedoor.jp/ike_chan_/

05年よりNew York在住。 現地銀行勤務を経て、09年よりMBA取得に向け大学院にて奮闘中。

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